【総 評】 審査 理事・関東本部委員長 江連康晴
今年も千葉県民写真展の審査を担当しました。「自由」「課題」「ネイチャー」「高校生」の4部門から入賞作品を選びました。特に「水」をテーマとした課題部門に注目し、自然や生活に関わる水の写真が印象的でした。グランプリは歳森昌美さんの「姉妹の夏」で、海で遊ぶ子供の様子が楽しげに表現されています。どの応募作も力作ぞろいで、それぞれの個性が感じられました。
写真には人の心を動かす力があります。今後も写真文化や写真芸術を追求し、仲間とともに写真ライフを楽しんでいただくことを願っています。
被写体の視線は一点を見据えており、その凝視には強い集中力がうかがえます。顔貌や表情からは、祭りに対する深い愛着や誇りが感じ取れます。また、ねじり鉢巻きは、祭礼に参加する男性の伝統的な装束の一部として、全体の印象を補完しています。
壁に描かれた絵を取り入れて物語性を持たせた作品はよく見かけますが、この作品も巧みに関係性をもたせて作り上げられています。まるで壁画の中の人物が、駆けていく子供を捕まえようとしているようにも感じられます。