最優秀賞「すごーい!」 櫻木 賢治(栃木県足利市)
JR東日本の両毛線(高崎~小山)の記録を調べると、2018年5月19日にSLのD51が半世紀ぶりに5輌の客車を牽引して、足利と小山間で運行されたようである。かつて貨物を運ぶ重量型の蒸気機関車として人気の高い「デゴイチ」を力強く、躍動美をやや長い焦点距離(100mm位?)のレンズで撮影している。この写真に何より“華”を添えたのは雨合羽の子供達の存在だが、難題とされる黒色のSLの撮影は曇天が幸いした。
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群馬県知事賞「出荷」 巻島 芳明(群馬県太田市)
2014年、世界遺産に登録された富岡製糸場と絹産業遺産群は日本が近代化に大きく貢献した歴史を持っている。いま、如何程の養蚕の生産量が有るかは把握していない。カイコ(繭)の出荷作業の現場は、いにしえの日本の農家の人びとが辿った故郷の情景を彷彿させてくれる。
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栃木県知事賞「皆さんわかいですネー」 髙塩 定男(栃木県宇都宮市)
何処かの小高い丘の神社から行事を終えての帰路と思われる。神主を先頭にやや年配の世話役の皆さんであろう。年長者に階段の下りは難儀な歩行と言えよう。笑みをたたえながら足を踏み外さないよう降りてくるところを、下から狙ったシャッターチャンスが見事である。
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茨城県知事賞「ダルマ朝陽」 渋井 博道(茨城県那珂市)
茨城県には北関東の他県には無い海が有り、その海岸線は195km余りとされる。約1万キロの彼方のアメリカ大陸から太陽がやって来る。応募の写真の撮影にはテレコンバータを使用したとしても1000数百mmの超望遠のレンズにして撮影している。漁船を太陽に絡ませて、さらに海鳥がそのど真ん中に入ってくれた幸運も素晴らし実力の現れなのだろう。
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優秀賞(朝日新聞社賞)「内緒の話 君がスキ」 黒崎 守輝(群馬県高崎市)
微笑みを覚える子供達の名場面である。男の子が何を囁いたかは知る由もないが、“可愛いネ!”、とでも言ったかも知れない。お祭りの日のたわいない現場の人々の表情を撮影者は観察し優しく捉えている。
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優秀賞(全日本写真連盟賞)「出番」 湯ノ口 忠雄(栃木県佐野市)
仔馬をセリ市にかけるための移送ではないと思われるが、何かの催し会場に到着したところなのか定かではない。山陰の農村に育った僕には、家畜を扱う現場のリアリティが郷愁として伝わって来た。見事なスナップ写真である。
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優秀賞(関東本部長賞)「滴の花園」 佐藤 健三(茨城県守谷市)
取手市の農業公園で撮影されたと記されている。撮影の時間は早朝であろうと思われる。小枝についた水滴がガラス玉に写るかのように可愛い花を映し込んでいる。太陽が昇り気温が上がると、残された余命(時間)は余りにも短く切ないが、美しい自然の現象には心和まされる
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特選「ダイヤモンド筑波」 飯島 勝之(群馬県藤岡市)
茨城県の筑西市で筑波山を撮影された“ダイヤモンド”を見事に捉えた完璧なワンチャンスの名作と言えよう。さらに湖面を駆け抜ける水鳥が作品の左側に写り込んでいるではないか。撮影場所、時間、気象状況を読み込んでの成果であろう
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特選「倅に嫁がきた」 小平 良長(栃木県宇都宮市)
都市部で生活する僕の目には、映画のスチール写真かと見紛うばかりである。写された人たちの表情をルーペで覗き込んで、現実に婚姻の儀式が進行しているのだと思い知らされた。前方の田圃や後方の林を程よく写し込んだ構図は一幅の絵画を見るようである。
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特選「貞子の季節」 佐海 忠夫(栃木県真岡市)
真岡市内で撮影された個性的な表現の作品である。僕は一瞬、高名な細江英公さんの『鎌鼬』の一連の作品を連想した。組写真でまとめられたら如何であろう。
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特選「夜景遺産」 佐藤 征男(茨城県水戸市)
撮影された富士山は、作者の記録によると筑波山頂(つくば市)とある。標高877mの筑波山の山頂から富士山(3776m)までの直線距離は約160kmのようだ。眼前に広がる灯りがともった街並みとの調和も幻想的で、難題の被写体に挑み夜間の撮影を成功させたことを称えたい。
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特選「古民家探索」 宮内 紘一(茨城県ひたちなか市)
古民家はかつての裕福な農家だったろうか。地方の自治体で管理されていて、保存と展示が営まれているのだろう。撮影地は「ひたちなか」と記されている。古民家を訪ね、咲き誇る花畑を行き交う人々との調和が心地よく、平和で安穏な気持ちにさせてくれる一枚である。
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準特選「県都の大凧」 稲田 稔(群馬県前橋市)
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準特選「福分け子供初仕事」 大井 寅之助(群馬県高崎市)
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準特選「花摘み」 佐藤 功(群馬県高崎市)
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準特選「朝霧の中」 岡田富子(栃木県宇都宮市)
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準特選「188才の笑顔」 福冨 誠(栃木県宇都宮市)
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準特選「里の守り神」 河井 貞男(栃木県矢板市)
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準特選「農村祭り」 島田 繁男(栃木県高根沢町)
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準特選「復興の足跡」 平野 隆一 (茨城県ひたちなか市)
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準特選「記念写真」 渋谷光世(茨城県利根町)
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準特選「杜に佇む(C)」 天野 宏(埼玉県川越市)
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秀作「手筒花火」 梶原 武(群馬県前橋市)
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秀作「炎の男」 神部 利明(群馬県高崎市)
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秀作「祭りのアイドル」 清水 とも子(群馬県高崎市)
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秀作「少女」 高田 隆盛(群馬県高崎市)
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秀作「伝統のささら舞」 坂寄 士年(栃木県宇都宮市)
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秀作「千姫物語」 鈴木 康市(栃木県宇都宮市)
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秀作「祈願の舞」 中里 文明(栃木県宇都宮市)
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秀作「清涼の夏」 穴原 志朗(栃木県足利市)
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秀作「水没林をボートが行く」 中山 悦夫(栃木県芳賀町)
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秀作「我先に」 増淵 明男(栃木県高根沢町)
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秀作「祭り囃子が聞こえる」 山本 伊子(茨城県日立市)
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秀作「勇ましく」 鈴木 けい子(茨城県常陸太田市)
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秀作「夕陽満帆」 鴨志田 美代子(茨城県ひたちなか市)
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秀作「仰視」 松井 浩(茨城県ひたちなか市)
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秀作「平成最終日」 掛札 真人(茨城県水戸市)
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秀作「水辺の散歩」 小石川 力雄(茨城県水戸市)
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秀作「完成間近(八ッ場ダム)」 小林 正和(茨城県小美玉市)
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秀作「轟音」 山下 一成(東京都台東区)
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秀作「涸れ沼に夕陽」 樋口 逸見(埼玉県上尾市)
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秀作「輪になって」 内津 喜重(長野県佐久穂町)
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入選「もぐもぐタイム」 太田 美つ子(群馬県前橋市)
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入選「威風堂々」 鈴木 正美(群馬県前橋市)
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入選「広瀬川」 吉澤 恭子(群馬県前橋市)
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入選「雪帽子」 大島 正俊(群馬県藤岡市)
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入選「厄除けの日」 今泉 幸一(群馬県みどり市)
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入選「ワンチーム」 半田 智彦(栃木県宇都宮市)
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入選「小さな世界」 鈴木 克彦(栃木県宇都宮市)
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入選「山里の暮らし」 田中 容之(栃木県宇都宮市)
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入選「好奇心」 江川 多嘉(栃木県宇都宮市)
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入選「オーイ、パパだぞ!」 新井 辰男(栃木県足利市)
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入選「家族の絆」 村上 勲(栃木県矢板市)
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入選「氷柱彩る」 宮下 武雄(栃木県矢板市)
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入選「離脱」 内田 隆(栃木県矢板市)
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入選「夫婦の肖像」 管野 千代子(栃木県那須塩原市)
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入選「夏の思い出」 塩野 いくお(栃木県那須烏山市)
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入選「ぼくの自慢」 仲澤 正男(栃木県高根沢町)
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入選「藍を愛でる人」 水森 英雄(栃木県野木町)
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入選「冬の中禅寺湖」 粕谷 貞夫(茨城県城里町)
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入選「ひなたぼっこ」 金澤 かずえ(茨城県日立市)
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入選「笑顔同封」 後藤 紀子(茨城県水戸市)
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入選「丈比べ」 松下 昇一(茨城県かすみがうら市)
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入選「認められた八ッ場ダム」 酒井 正志(茨城県ひたちなか市)
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入選「記憶」 棚井 尚登(茨城県常陸太田市)
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入選「春を待つ」 佐藤 秀樹(茨城県ひたちなか市)
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入選「漁景」 深作 正一(茨城県大洗町)
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入選「祭の日」 佐藤 邦夫(茨城県東海村)
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入選「80歳の秋」 小澤 巸邦(茨城県水戸市)
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入選「少女」 神保 久子(千葉県柏市)
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入選「秋衣を纏う」 熊切 正一郎(千葉県いすみ市)
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入選「めでたい日」 西山 栄(福島県いわき市)
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