岡崎市内で出会った印象的な光景を写す「おかざきロマンフォトコンテスト」(主催・全日本写真連盟県本部、後援・朝日新聞社、岡崎市、同市観光協会、神明宮)で、入賞作13点が決まった。
宮田典彦・県本部委員長ら9人が審査。「収穫を得て」で磯貝美代子さん(豊明市)が4年連続の金賞を獲得したほか、銀賞には坪内薫さん(豊田市)の「気遣い」、銅賞には籏崎充平さん(同)の「天空へ」と織田善嗣さん(安城市)の「夜桜を楽しむ」がそれぞれ選ばれた。
撮影期間は当初、神明宮の大祭などに合わせ、例年通りの3月~5月に設定。しかし、新型コロナウイルスの影響で各種行事が中止となったこともあり、締め切りを11月初旬まで延ばして募集した。
入賞作品は12月15~25日、岡崎市役所西庁舎1階ロビーで展示される。
その他の入賞者は次のみなさん。(敬称略)
【秀作】
高橋敏郎、田中成憲(岡崎市)磯部香里、西美千代(刈谷市)山口妙子(安城市)
【入選】
加藤菊枝、佐藤健司(名古屋市)阿形弘(岡崎市)清田正真(幸田町)
今どき珍しい稲架(はざ)掛け、刈り取った稲穂と稲束。今年はトビ色ウンカの害もあって稲わらを他に使うことで、稲架掛けが増えている。天日に干すことで、お米の味が良くなることで、自然の恵みの素晴らしさ、秋の空気感が伝わってくる。いずれにしても秋収めにふさわしい作品である。(講評:県本部委員 下里隆明)
岡崎市神明社祭礼の一コマ。コロナ禍で秋に延期されたが、松本町での山車が活躍した。踊り子を気遣うお師匠さんのフェースシールドが今年をよく表している。踊り子の動きがベストタイミングで、着物の色合いも画面にマッチして良い作品になっている。(講評:県本部委員 堀場敏之)