朝日大賞「はずかしいー」 藤吉 修忠(和歌山県)
講評 写真家・全日本写真連盟副会長 榎並悦子
女学生のカバンには「推し」のキャラクーグッズがいくつも付けられていて、目を引きます。顔を覆った手が、画面上部の重要な要素となりました。友だちと一緒にいても常にスマホを手にしているところにも、現代がよく表れています。
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朝日特別賞「鶏小屋」 榎本 隆志(和歌山県)
講評 写真家・全日本写真連盟副会長 榎並悦子
鶏小屋の前に置かれたスープ鍋が否応にも目に留まり、ニワトリの行く末を想像させます。見る側の感情移入を巧みに利用して、哀しさを盛り込んだブラックユーモアが見事です。カラーだとトサカの赤が生々しかったでしょう。モノクロにしたことが正解でした。
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朝日特別賞「親子」 中澤 福美(香川県)
講評 写真家・全日本写真連盟副会長 榎並悦子
生後間もない赤ちゃんと、両親との記念の写真。足の裏だけでまとめたところが楽しく、また個性的な作品となりました。ご両親の足裏は、片方ずつにしてバランスよくまとめているところにも作者のセンスを感じました。
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朝日賞「しなやかな女性(ひと)」 鈴木 博子(埼玉県)
講評 関西本部長 橋本 弦
上品という言葉がぴったりの和装のご婦人。スマホで見ているのは孫からのメッセージなのか写真なのか。穏やかな表情をとらえた良い写真です。座っているのは公園ベンチでしょうか? そんな場所に大きな荷物を持って座っているのはよく考えると意味深です。
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朝日賞「貫禄十分」 小杉 美千代(神奈川県)
講評 総本部理事 澤野二朗
抱き上げたブルドックとともに思い切ったフレーミング。ダイナミックな表現で強烈、タイトル通りです。
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朝日賞「亡き友と」 安藤 雅和(愛知県)
講評 総本部理事 澤野二朗
今年も一緒にお祭りに参加。玄関に遺影や法被、一緒に飲んだお酒も添え、友を思う気持ちがストレートに伝わってきます。
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朝日賞「没落」 大江 美継(広島県)
講評 総本部理事 山中健次
造りを見ると二階建ての由緒ある家だったようです。しかし、今は大きく壊れて住める状態ではなく、廃墟になっています。主がいなくなったからか、桜花も少しで寂しそうです。地方の悲しい現状を表現しています。
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朝日賞「愛馬」 井上 勝子(福岡県)
講評 総本部理事 山中健次
調教師が何かをするために馬の下に入ったのでしょう。舌を出した馬の顔に人の顔が隠された瞬間を撮ったことで、人の顔が馬面というコミカルな作品になっています。
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入選「雪国」 山形 典夫(北海道)
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入選「霧幻峡」 大江 隆(千葉県)
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入選「光の中で」 伊藤 信幸(神奈川県)
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入選「雪化粧」 渡邉 修一郎(静岡県)
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入選「突然の雨」 小宮 千原(三重県)
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入選「見習い魔法使い現る」 木村 春奈(福井県)
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入選「ストレンジャー」 尾田 尚文(大阪府)
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入選「チャレンジ」 木村 薫(大阪府)
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入選「散歩」 山本 一朗(大阪府)
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入選「斜陽」 藤井 英明(兵庫県)
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入選「冬が来る前に」 長森 宏恭(兵庫県)
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入選「墓場」 山本 ひとみ(和歌山県)
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入選「冬の湯治場」 白石 葉子(岡山県)
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入選「裏方さん」 大坪 正人(広島県)
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入選「夕暮れ時」 小泉 次郎(愛媛県)
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入選「退屈」 黒水 律子(福岡県)
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入選「古都の朝」 水島 智子(福岡県)
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