優秀賞「なあ兄貴もう冬支度始めなきゃ」 嶋川龍雄(青森県)
滑稽味、ユーモアにあふれ、なんとも楽しい作品です。これまでの作者の作品とは一味も二味も違い、こういったセンスもお持ちかと感服しました。俳句も写真も、年数を重ねると知らず知らずのうちに自身で類想、類型に陥ります。冒険も必要で、新境地への道も開け、自由度も得られます。嶋川さんの作品に、いい教訓を得た感じです。お見事。
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入選「年頭の誓いはぶらり町歩き」 打越榮(茨城県)
まさに一年の計は元旦にありです。これまではあくせくと過ごしてきたが、今年からはゆったりと近隣の町を散策しようとの心構え。きっと、写真のような歴史の重みを感じる事象、事物に出会うでしょう。そして、フォト俳句作品作りにつながることと思います。期待しましょう。
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入選「新年や程々がよし何事も」 松林義明(兵庫県)
無事に新年を迎え、昨年のわが身をかんがみての感慨でしょう。昔は、止まり木を争うこの鳥のように世の中を渡ってきたようで、心新たにじっくりと屠蘇を味わっている様子がうかがえます。この稿の最年長者の作者として、これからも作品作りを楽しんでいただきたい思いです。
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佳作「パイプ椅子並ぶ境内獅子頭」 福岡育代(東京都)
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佳作「日の光真っすぐ現るる淑気かな」 西村美枝(長野県)
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佳作「茶を啜り賀状仕舞を悔いるなり」 中川富夫(京都府)
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佳作「陽の香り大きく吸ひて冬雀」 神長誉夫(兵庫県)
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佳作「遠い日の背には冬凪バス過ぎる」 宮西沙月(岡山県)
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佳作「寒風を突きて聞こゆる青春譜」 岩谷文勝(福岡県)
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選者作例「桜狩シャンパン片手のカメラ女子」 中谷吉隆(俳号 龍子)
永年、講師を務めている写真教室に、近年は若い女性の参加が多い。持参のカメラもコンパクトのミラーレスやこだわりのフィルムカメラ。撮影現場では、「カワイイ」「カワイイ」と、被写体に向けシャッターを切る。そして、スマホでも撮りSNSで仲間に発信。するとハートマークの「いいね」で返信が来る。そう、時代は「カワイイ」がキーワードである。カメラ業界もこれを失っては、生き残れないのだ。
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