全日本写真連盟

第23回いつでもどこでもフォト俳句

選評 中谷吉隆(写真家)

この稿で活躍中の福岡育代さん、小杉美千代さん、西村美枝さんの三人が、その成果としてのフォト俳句作品展『プリズム』を、12月5日から11日まで東京のギャラリー、シリウスで開催します。見ごたえのある作品展で、私も作品参加をします、ぜひご覧下さい。今回の投稿作の写真に、雑然、漠然としたものがありました。写真の印象性、象徴性は大事です。

【全日写連会員の皆様よりフォト俳句の作品を募集します】
第24回いつでもどこでもフォト俳句(2025年1-2月合併号)の『締め切りは2024年11月10日』です。
第25回いつでもどこでもフォト俳句(2025年3-4月合併号)の『締め切りは2025年1月10日』です。
【投稿の方法】
応募は郵送(2Lサイズ)かメール添付(JPEG)で、
写真の裏に、①自作の俳句、②住所、氏名を明記してください。
一人5句まで。作品は返却しません。
〒104-8011 朝日新聞東京本社全日本写真連盟「フォト俳句」係
メール:ajaps@photo-asahi.com

 優秀賞「山里の屋号書かれし西瓜かな」 福岡育代(東京都)

今日は秋祭り。街道筋の旧家では、来訪者をもてなす料理作りなどの準備に大人たちは大忙し。祭りの山車でも引くのでしょうか、衣装に身を固めた子たちは、気もそぞろの様子です。裏の小川では、三時のおやつ用の大きな西瓜が、それぞれの家の屋号が記され清流に浮かんでいます。さぞかし美味しいでしょうね。山里の祭りの情景が描かれました。

 入選「敬老の日に勲章を曾孫より」 松林義明(兵庫県)

御年91歳の作者は、今なお現役で「フォト俳句」の作品作りに励み、投稿で良い成績を得ています。それを知る曾孫ちゃんは、オリンピックならば金メダルと、敬老の日に手作りのメダルを贈ったというお話。この心優しい曾孫さんに、ご本人は力付けられました。めでたし、めでたし。

 入選「昼下がり心和ますあいの風」 佐塚たから(長野県・佐久長聖高校)

夏の時期、日本海沿岸に吹く涼味のあるそよ風が、あいの風。その風を受け、猿クンは気分良くうたた寝をしています。撮影者本人も風を味わいながら、猿クンは孫悟空の夢など見ているのではと、寝顔にあれこれと想像をめぐらしているようです。なかなか趣のある作品となりました。

 佳作

「白南風や出番待つ間の小休止」 嶋川龍雄(青森県)

「土瓶蒸し味も香りも昭和かな」 打越榮(茨城県)

「道草を覚えし土手や梅雨明ける」 西村美枝(長野県)

「耐えてこそ明日の幸せ風光る」 中川富夫(京都府)

「我が校へメリーポピンズ夏河を越ゆ」 神長誉夫(兵庫県)

「故郷の友と集ひし夏休み」 岩谷文勝(福岡県)

 選者作例「甘言に足止む冬の歌舞伎町」 中谷吉隆(俳号 龍子)

東京新宿の歌舞伎町界隈はにぎわい、時代ごとに話題も豊富。近年もホストクラブや通称トーヨコと呼ばれるエリアでの少女たちのことがニュースになる。ゴジラが目を光らせているが効果は薄い。東京・四谷のポートレートギャラリーで、10月31日から11月6日まで、写真展『ザ・レクエイム―時代を彩った男達の残像―』を開催、よろしく。

全日本写真連盟からのお知らせ

総本部
19/4/26 初心者向け写真撮影ガイドブック 発売中
総本部
19/2/15 「全日写連」ルールについて
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2022/08/01
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