大仙市の伊豆山神社梵天奉納祭は、梵天が川を渡る珍しい行事です。この作品は、河面と土手の水平線を、斜めに登っていく男たちの整然とした行列がつなぐ、幾何学的な面白さが特徴です。静かな河面、深雪が北国の小正月を効果的に演出しています。
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教科書的にいえば、この作品の画面構成はうまくいっていません。背景の道路、電柱、ガードレールは邪魔ですし、流しの鯉は乱雑にはためき、岩や雑木が目立ち、お父さんと母子の距離が微妙に離れています。でも、そこがいいんですね。この自然さ、絶景と言われる写真が持つ嘘っぽさがみじんもない、すがすがしい作品だと思います。
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オレンジの浜辺は絶好の撮影シチュエーションですが、この作品はカエルのオブジェの台座をカットして、うまく太陽の真下に配置し、この世のものではないような不可思議な空間を演出しました。
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ボールは写っていませんが、構わないと思います。右に空間がありよく浮遊感が出ているのと、手足がやや画面からはみ出ていることで躍動感を増しています。
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「教科書的」が悪いわけではなく、この作品のように文句の付けようがないくらいピッタリはまった写真も素晴らしいです。指さすお姉さん、そこに視線を追うお母さん、それに無頓着にカメラ目線を送る妹、と、なかなか多彩な要素が詰まっています。
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銀杏の木を撮ったネーチャー写真ではなく、銀杏の木の「肖像写真」になっているところが素敵です。日影にうまく露出を合わせ、背景をぼかし、楚々としたたたずまいを表現しています。
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このマネキンはガスメーターの点検に来たのでしょうか。それとも二つの脚立を使って家の普請をしようとしているのでしょうか。いえ、そんなはずはありません。ミステリーゾーンに誘い込む写真です。
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画面構成能力と光を読む力があれば、それなりの写真が撮れますが、観察力、発見力、感性がないと作品として昇華しません。無限に続くような恐ろしげなダムの階段をドラマチックに捉えています。
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樹氷の写真はたいてい樹氷のみで構成されていることが多いのですが、ここでは人間が主役なのが新鮮です。樹氷って意外と小さいんだな、と思わせます。何もかも明るくクリアーで気持ちのいい写真です。
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雪や湯気をバックに花嫁道中最大の難関、峠越えをドラマチックに描写しています。馬や人が完全にシルエットになり、馬車の中の夫婦の影もおぼろげで、この世のものとは思えない雰囲気を醸し出しています。
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田舎の道普請にかり出された男たちが一息ついているところでしょうか。軽トラ、たった一両のローカル線、その上をトンビらしき鳥が舞う。嗚呼日本の景色だなあ、と感じさせるものがあります。
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大洪水でたった一人生き残った人間が、生きていける土地を求めて旅をしているように見えます。アングルや美しい緑の水面も相まって、スケールの大きな写真になっています。
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