総評 総本部理事 山口百希
秋田県は海あり山あり、季節感にはメリハリがあり、個性豊かなお祭りや催しもたくさんあって被写体に恵まれています。秋田写真サロン2025には、県外で撮影された作品も含め、ネイチャー、スナップともバラエティに富んだ多くの作品が寄せられました。ハイレベルな作品が数多くある中で、豊かな感性と独自の視点を持ち、確かな技術で対象をとらえたものが上位に残りました。
竿灯や西馬音内盆踊り、なまはげなど、全国に知られた祭りや催しを取り上げたものは意外と少なかったのですが、新しい視点、個性的な表現でとらえなおし、作品化に挑戦してもらいたいと思います。
「内陸線へ声援」 芹田妙子(一般)
走る列車を大胆なフレーミングで流し撮りして、ダイナミックな作品にしました。ポツンと座る乗客や車番がちゃんと止まって写っています。秋田内陸線を応援する気持ちが風になって、列車を後押ししています。