全日本写真連盟

2025松島モデル大撮影会 一般の部

審査 写真家 海老名和雄
【総評】
 二年振りの開催となった松島モデル大撮影会、前日は大雨が降り当日も曇り空で風が強く吹いていて開催が危ぶまれましたが、写真愛好家の熱意が天に届いたのか、撮影開始時には、雨も上がり日差しも戻ってきて撮影日和になりました。
 五大堂太鼓の演奏が日本三景松島の観光地に賑わいを添え、福浦島の多目的広場に参加者を迎えて開会式を行い、続いて四人の素敵なモデルさんを囲んで撮影会が繰り広げられ福浦島、瑞巌寺、観光桟橋、雄島の周辺で観光名所の景観とモデルさんをどう組み合わせるか創意工夫しながら撮影会を楽しんでいました。
 応募者数は83名(参加者125名)応募点数365点、うち高校生は17名73点の作品が集まりました。応募された作品を見ると、背景を上手に取り入れモデルさんの表情と動きを上手く捉えた作品が多く作品のレベルの高さを感じました。
 選考に当たっては、上位作品に甲乙つけがたく、順位を決定するのに大変苦労いたしました。入賞作品展を是非ごらんいただき松島のすばらしさや写真の楽しさを感じ取っていただけたら幸いです。

 最優秀賞「ダンス・ダンス・ダンス」 寒河江秀典(山形県)

木々と芝生の緑の中で題名から分かるように、ステップを踏み動きの中でモデルさんを生き生きと捉えた作品です。足の運びと手の動きが動感を充分に伝えています。表情が自然で誇張されたものではなくエレガントな優美さを醸し出しています。青いコスチュームと緑の背景が織りなす世界でダンスを見事に演じています。縦画で表現したことも大成功です。

 朝日新聞社賞「波止場に一人」 半澤英安(福島県)

赤いブラウスに黒のスラックスとハイヒール姿のスポーティなマドロス風なモデルさん。係柱に足を載せ、粋な姿でこれから船に乗り旅に出るという桟橋で捉えた秀逸な作品となっています。人物と船、波止場との距離感が出ていてモデルさんを浮き上がらせた力強い作品です。

 全日本写真連盟賞「無邪気」 須藤佐重(山形県)

紙風船を片手で持ち上げ笑顔で佇んでいるモデルさん。豊かな表情を上手く引き出しています。小道具の風船をもらってはしゃいでいる子供のような屈託のない笑顔がとても生き生きしています。樹の下にしゃがみ込んだ姿と木の葉との組み合わせは巧みなレンズワークとなっています。

 松島町長賞「初夏の松島巡り」 梅津直樹(福島県)

観光桟橋で、浴衣を着て赤い模様の日傘をさしているモデルさんを背景の船と空のブルート―ンの色調の中に浮き出させて景勝地松島町にふさわしい作品にまとめています。目線が作者の方に来ていればよかったと思いますが、笑顔で傘をさしているすばらしい瞬間を捉えています。

 優秀賞「こんにちは」 渡部潔(山形県)

福浦島のトンネルの出口にあるナスのフォルムをした岩の空間からモデルさんが上半身を覗かせ、優しい表情で作者に目線をくれたシャッターチャンスを見事に捉えています。自然の造形の窓辺に両手を置き、じっとこちらを向いてくれている表情を縦画で表現したことが見事に成功しています。赤と黒のコントラスト、岩に当った柔らかい日の光も作品の構成力を高めています。

 優秀賞「振り返る君」 竹井晴彦(宮城県)

福浦島の多目的広場の芝生と樹々の緑に囲まれたロケーションにモデルさんを配置し、声をかけ振り向いた瞬間を見事なカメラワークで切り取っています。モデルさんをクローズアップで写し背景をぼかして浮き上がらせるテクニックが功を奏しています。人物を左に寄せて赤のコスチュームと緑の空間を絶妙にマッチさせています。

 山形県優秀賞「穏やかな日」 山口孝紀(山形県)

 宮城県優秀賞「追憶」 伊藤邦彦(宮城県)

 福島県優秀賞「日差しを浴びて」 村田博(福島県)

 秀作

「君と楽しい松島デート」 羽鳥正仁(宮城県)

「振りむく君」 五十嵐義雄(宮城県)

「風のいたずら」 小林赳悳(宮城県)

「海風を感じて」 加藤好紀(福島県)

「潮風が運ぶ笑顔」 松本俊一(福島県)

 入選

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2022/08/01
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