審査:写真家・副会長 榎並悦子
少し下からのアングルで、自然と目線が上を向き、希望が感じられるところがよい。眩しい光に目を閉じて考え事をしているようなタイミングをねらったところにも作者の個性が際立っている。背景の青空の感じを出せればさらによかった。
「無邪気」 遠藤柚樹(宮城県石巻好文館高等学校) シャボン玉の前ボケを積極的に取り込むことで、モデルをクローズアップしてとらえた素敵なポートレートだ。モノクロ化で丸ボケが点光源のようにも見え、ひときわ目を引いた。しっかりと目線をもらって撮影しているところも堂々としていて素晴らしい。
「ひとときの夏」 鈴木はるか(宮城県迫桜高等学校) 夏祭りの楽しいひとときを連想させるところに魅力を感じた。お面を手に、どこかを見上げている表情がいいのと、対角線にポイントを置いた構図でバランスよくまとめている点も高く評価したい。
「大自然を感じて」 佐藤颯人(宮城県白石工業高等学校)
「ほほえみ」 千葉莉恩(宮城県利府高等学校)
「こっちだよ」 文屋七菜子(宮城県古川黎明高等学校)
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