鱗雲の空をバックにジャンプをしている瞬間をうまくカメラにとどめています。その姿態が青春を謳歌していて楽しそうで、はちきれんばかりの若さのエネルギーを表現しています。手に持つ狐の面も狐の化身が出てきたような感じで功を奏しています。
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何を見つめ何を想い描いているのでしょうか。自然体で好感の持てる表情です。モデルとしての緊張感がフッと抜けた瞬間をうまくとらえています。観察力の素晴らしさを感じました。
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狐の面の耳と目元の赤色がモデルの着ているセーターと目元、口元の色とマッチングしてインパクト感を与えています。微笑む表情も魅力的ですし、キャッチライトが入っていて生き生きとしています。
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苔むしたテーブルの切り株が古刹を感じさせます。秋の風情と手に持つモミジをかんざしのように髪の毛に差して、ユーモアを演出したのでしょう。二人の茶目っ気たっぷりの可愛らしさを引き出したことで成功しています。
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山門の柱に寄り掛かって狐の面で顔を半分隠し見つめるしぐさに、どこか狐と人間が入れ替わるような錯覚を感じ、このコラボレーションが面白いです。狐の目に釘付けされてからモデルの目に誘われていく、そんな視線誘導に魅力を感じました。
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山門の仁王様とモデルの関係が画面の中で生まれています。仁王様が「こら!!何をしている。ふざけないでしっかりと撮ってもらいなさい」とでも言っているような、物語性が表現されているようで面白いと思いました。
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やや緊張気味の面持ち。右手に持つ黒い狐の面が画面を引き立てています。じっと見つめるまなざしに何か不安と期待とが入り混じっているような心情を感じさせられます。背景のボケ具合もよくモデルの表情をうまく浮き上がらせています。
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