◇ 応募者数 : 41名
◇ 応募点数 : 83点
● 推薦 : 山下壮一(出雲市)
● 特選 : 石飛桂子(出雲市) 野村克己(松江市)
● 準特選 : 大成清美、 加藤正人(松江市) 江川安夫(浜田市)
● 入選 : 青木一美、 松浦良光、 渡部あきえ、 本木儀和、 藤原 馨、 八澤元昭、 品川清一、 田中作夫、 西尾 透、 原 一博
講評 県本部委員 三加茂幸子
絵画のように鑑賞できる作品です。モノクロにすることにより積乱雲が天空に立ち上っている様子がいっそう迫力のある表現となっています。テーマは「雲」ですが、ただ雲だけを撮るのではなく、生活の営みが感じられる家を入れた作品の構成は素晴らしい。人々はコロナ禍で気ぜわしく行き交う昨今ですが、頭上にはこんな広い空と壮大な雲があり、美しい自然を表現したこの作品は、作者の力量が伺えます。
講評 県本部委員 西尾 透
画面の大部分が空で占められたことで、テーマである雲の存在感が増しています。近年では、あまり見られなくなったハデや猪巣(ししす)を入れられたことで、郷愁に駆られる作品になりました。雲の階調も良く、流れる雲から、かすかに冬日が差す光景は、まさに山陰の冬です。
講評 県本部委員長 森山豊治
里山に浮かぶ白い雲、ゆったりと時間が過ぎていく。写真を見る者も心を洗われ、いつまでも見ていたいそんな作品です。点景人物の入れ方も作品画面をより一層引き立てています(作者に確認しましたが全て案山子とのことでした)。作者のベテランらしい作品作りに敬服いたします。