全日本写真連盟

第10回山形写真サロン【会員・一般の部】

審査 海老名和雄(写真家)

 最優秀賞「やあー!」 齋藤新一(鶴岡市)

よさこい踊りの演舞の迫力が凄まじいものを感じさせます。中央で舞う女性の姿が気合を感じさせ、隣の女性ともども片足を上げ動感をだしています。不動明王を描いた頭上を覆う大きな旗もこの踊りの迫力を高めています。ワイドレンズの選択と光の使い方が功を奏しています。

 優秀賞「夕陽を浴びて」 髙橋秀一(新庄市)

遊佐町釜磯海岸付近で日本海に夕陽が沈む時間帯を選んで撮影されたのでしょうか。若い女性が髪をなびかせ、髪の毛が夕陽に染まっています。逆光で撮影され髪の毛が赤く透ける効果を最大限に引き出した作品です。高感度で撮影したことがモデルさんの素敵な笑顔と相まって夕暮れの雰囲気を醸し出しています。

 優秀賞「火渡り神事」 齋藤彰(新庄市)

髪を振り乱し両手でバランスをとって慎重に歩く女性、後ろでは山伏が次に火渡りをする男性の肩に手をやりスタートの瞬間を見定めている情景から緊張感が伝わってきます。まだ炎が上がっている木、右側の山伏、子供を抱きかかえて心配そうに見つめている親子からもこの行事の崇高な尊さを感じさせます。

 秀作

「鯉池に珍客」 鈴木貞治(天童市)
錦鯉が円状に泳ぐ中にアオサギでしょうか、真ん中に入ってきてカラーバランスが取れた瞬間を上手に撮影なさっています。サギの堂々とした表情がユーモラスにさえ感じさせます。レンズの選択とカメラワークが俊逸な作品となっています。

「元気だぜ!」 山口恒弥(東根市)
正月明け裸参りの行事でしょうか。晒しを体に巻き付け寒さを物ともしない若い3人の女性の表情が活き活きと写されています。祭りの参加者は頭に豆絞りを巻き付け、小雪が舞う中を裸参りの使命感を全うする意気込みが伝わって来る作品です。

「空気の妖精」 笹原一則(天童市)
空気神社の巫女さんの舞がひじょうにきれいで優雅です。巫女さんと樹々の緑を写し出しているアルミ板はまさに水鏡のようです。木漏れ日が巫女さんに注ぎ水面に浮いているような光景が出現しました。カメラの露出が衣装の白い部分と鏡の反射を拾い舞台の周りの人物をシャドウ部で表現したことで目立たなくなり、光を充分にコントロールした作品となりました。

 入選

「小さな柿喧嘩」 佐藤実(天童市)

「朝 市」 豊岡守一(新庄市)

「古代への祈り」 横尾範昭(東根市)

「お湯の洗礼」 樋渡博(新庄市)

「こわいよ」 小野浩也(新庄市)

「頑張って!!」 高橋俊二(山形市)

「再会の午後」 庄司芳彦(山形市)

「青い吐息」 齋藤司(酒田市)

「将来はカメラマン?」 山中英一(山形市)

「日本地図表る」 西尾秀男(天童市)

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2022/08/01
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