審査 小林 進(全日本写真連盟 関東本部委員)
応募者数 65名 応募総数 127点
★会員・一般の部 28名( 89点)
★学生の部 37名( 38点)
祈祷の最中にもかかわらず、足を投げ出した女性とまるで世間話をしているかのような囃方の柔和な表情に驚かされます。背後では太縄を激しく床に叩きつけている様が映し出されていますが、なぜか全体から受ける印象は穏やかで調和がとれています。この地域で暮らす人々の心の在り様が写っているのかも知れません。
ミストシャワーに手を伸ばしているおしゃまな女の子に操作されているのでしょうか?ミストを浴びて恍惚としている少年の表情にこちらまで気持ちよくなってくるようです。子供たちの関係性に無駄がなく、祭りの子供たちを生き生きと捉えた優れた作品です。
孫の手を取って托鉢僧にお布施をすることの大切さを教えるおばあちゃん。托鉢僧も可愛らしい施主のために膝を曲げて待ち受けている。斜光に映る明るい建物や残雪を背景にしたことで、テーマが明確になりました。微笑ましい情感のある作品です。
「まどろむ」 高橋俊二(山形市)
まるでレンブラントライトのような斜め上方からの柔らかな照明の中で、安らかに眠る少年。その若葉のような瑞々しい肌や髪の毛、服でさえピュアで尊いもののように思えてくる。ぼかした背景に暖色系が入っていたのも効果的でした。