愛知県本部が11月3日に開催した「大道芸ワールドカップ in 静岡」撮影会のコンテストで、このほど審査があった。今回のコンテストはツアー参加者限定。30人から寄せられた106点の作品から、岡本邦良さん(刈谷市)の「クライマックス」が金賞に選ばれたほか、計16点の入賞作が決まった。
<審査員>
・県本部委員長 宮田 典彦
・県本部副委員長 山崎 朗
・県本部委員 下里 隆明、溝口 比紗子、小幡 哲資、平川 菊雄、堀田 武、伊藤 京一、川合 軍、堀場 敏之、松尾 秀男、井澤 正子、水野 政義、纐纈 明美、平野 成明
以下は受賞者の皆さん。(敬称略)
▼金賞
「クライマックス」 岡本 邦良 (刈谷市)
▼銀賞
「縄飛び」 大島 雅子 (春日井市)
「特等席」 佐野 弘 (岡崎市)
▼銅賞
「強烈パンチ」 佐古 忠夫 (小牧市)
「帰 路」 磯貝 美代子 (豊明市)
「おっとあぶない!」 徳永 啓三 (名古屋市)
▼入選
「素敵な黒髪」 服部 義安 (名古屋市)
「舞 う」 加藤 菊枝 (名古屋市)
「マイ・カメラ」 三森 美邦 (名古屋市)
「空中曲芸」 片田 綾子 (春日井市)
「は!」 上原 美穂子 (岡崎市)
「姉 妹」 磯部 香里 (刈谷市)
「怪獣脱出だ」 垣見 昌宏 (刈谷市)
「パフォーマンス」 西 美千代 (刈谷市)
「秋の午後」 坪内 薫 (豊田市)
「人形振」 松下 裕志 (岐阜県多治見市)
大空をバックに、吊り下げられた赤い帯に身体を巻きつけながらのエアーの妙技。下がった帯が、まるで生きもののごとく、"踊っている絶妙のタイミング"を捉えた晴らしい作品で、縦構図も高さを表現していて技量のうまさが光っている。(選評: 県本部委員・下里隆明)
バックを暗く落とし、跳んでいる道化師を中心に、センスの良いフレーミングが素晴らしい。
曲がった縄のラインが動きを描写していて、優れた作品になっている。難を言えば仕上がりを、もう少し強めにしたほうが効果的であった。(選評:県本部委員・堀田武)
淡いピンク色の壁が、すっきりとした背景になっている。その中から覗く、5人の子供たちが、とても良いアクセントになっている。また、手前にいるおじさんも構図を引き締めていて、印象的で爽やかな優れた作品である。 祭りの持つ賑やかさ、はしゃぎがあればもっと効果的である。(選評:県本部委員・水野政義)
静岡駿府城公園でのパフォーマンス。観客の中から相手を選びボクシングする場面で、あたかも強烈なパンチを浴びて、水しぶきを吹き出す芸人の表情が良く撮らえられている。
正面からの上手な構図とシャッターチャンスで生き生きとした優れた作品になっている。(選評:県本部委員長・宮田典彦)
街かどに現れた長身の道化師とその長く伸びた影が印象的である。回りの観客が、まるで小人のように見え、その対比が面白い。
落ち着いた色合いの石畳も、画面を引き締めており、まとまりのある優れた作品に仕上がっている。(選評:県本部委員・井澤正子)
自転車による曲芸の場面を捉えた作品である。人気のある芸人で観客も盛り沢山。その観客を入れたレイアウトがいい。 また、乗り回している自転車の女性に、女性が乗っかって、互いに余裕のある表情の良い場面をものにした良い作品である。(選評:県本部委員・小幡哲資)