全日本写真連盟

2025東北の四季写真コンテスト

審査 関東本部委員 高木サダ子

 最優秀賞「出漁」 鈴木光太郎(大崎市)

岬の岩間をシンメトリーのフレーミングで構図を決めています。うまく漁船の シルエットが入り叙情的な作品になりました。オレンジ色の鮮やかな画面ですが朝の空気感も出ています。作者の思い描いた撮影ができてよかったですね。

 朝日新聞社賞「春爛漫」 藤島純七(仙台市)

 待ちに待った春の訪れを、絶好のロケーションから俯瞰して撮影しています。満開の桜は春の香りいっぱいの季節感があふれています。雪山のシャープさ、電車の彩、全体の対比から手慣れたうまさを感じる作品です。

 全日本写真連盟賞「手袋どろぼう」 佐藤宣雄(仙台市)

手袋を咥(くわ)えたキツネは、宙を飛ぶ忍者のようで面白いです。このように突然に 訪れるシャッターチャンス。面白いと思う瞬間に押せるのは素晴らしいことです。この後の展開はどうなったかと思うと楽しくなります。

 優秀賞「秋の輝き」 伊藤公博(仙台市)

オーソドックスですが、光を見極めてコントラストを生かした画面作りがいいです。空の面積を少なくして、木々の力強さと光を受けた鮮やかな紅葉、光芒のインパクト。シャドーで写真全体を引き締めています。

 秀作

「若葉繁る水没林」 荒木賀久(白石市)

「家族」 赤間多賀子(多賀城市)

「秋の気配」 原田雅博(仙台市)

 入選

「鳴子峡」 五十嵐義雄(大崎市)

「参道凍結」 神久德(仙台市)

「霧の中に咲く」 横田弘(塩釜市)

「悠然」 山本正彦(仙台市)

「真紅の炎上」 越後勲(仙台市)

「柔らかな雪の紋様」 齋藤一男(仙台市)

「珍客」 林茂(仙台市)

「気嵐に霞む港」 武田勍(石巻市)

全日本写真連盟からのお知らせ

総本部
19/4/26 初心者向け写真撮影ガイドブック 発売中
総本部
19/2/15 「全日写連」ルールについて
EPSON

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2022/08/01
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