何回も何回も繰り返すリズム感あふれる波に合わせ、シャッターを切っていることが伺えます。津波のごとく恐怖すら感じてしまいます。強風にあおられ波の飛沫と砕け散る波の形が幾重にも表現されて、美しい造形美となっています。後方の島影もこの画面を引き締める効果となっています。これこそ自然の成せる一瞬の造形美ですね。
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枝を運び巣作りに励むダイサギ。ダイサギの目元にできるコバルトブルーの婚姻色がはっきりと表れてくる繁殖期の季節でもあります。その生態をうまくとらえ「愛の巣作り」を表現しています。ダイサギ同士の重なりが十字架のようにも見えてどこか神聖さを感じてしまいます。
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偶然の出会いかもしれない狐が二匹。上下を緑色の草を取り込み挟むようフレーミングにして狐を目立たせています。護岸の縦・横の線がモダンなデザインとなっていて、狐の位置も高さと広がり感が出ています。狐が人間の生活圏にまで出没してきている状況も映し出されています。
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滝つぼに流れ落ちる水の飛沫が氷雪となって荒々しくも美しい氷の世界を誕生させています。白と黒の墨絵の世界にコバルトブルーの色が光の具合によって浮かび上がっているのが目を引きます。自然現象の妙ですね。
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