全日本写真連盟

全日本写真連盟支部対抗戦2018結果(自由部門)

 最優秀支部賞

「一人暮らし」 田辺三郎(久居)
高齢者の方の一人暮らしは、撮り方によっては「侘しさ」が強く前面に押し出されたりしますが、この作品は毎日規則正しく、何らかの「張り」を持って暮らされているような雰囲気を感じさせます。流し、路地、猫、植木など界隈の生活感もたっぷり盛り込みながらも、くどさもなく、日常をありのままに率直に描いています。(大西)

「抱擁」 西尾 明(久居)
巨大な人形はお祭りの象徴か幼稚園の催しなどの一環か。赤鬼くんがあまり怖そうに見えないのは、こうした地域に馴染んでいる証拠。そこに包まれている女の子も穏やかな顔で幸せそう。この単純とも思える「構図」がしっくり当てはまるのは黒バックだからなのでしょう。無理をせず、ほんの一瞬の幸せに寄り添うのも写真。(大西)

「待ち合わせ」 野瀬みつ子(久居)
ママ友とそのお子さんたち。何かの拍子に賑やか過ぎてしまう傾向にありますが、ここはまだ序盤。これからみなさんエキサイトしそう。そんな軽やかで明るいスナップ。最大のポイントは左のママのあげた右足。棒立ちならば普通の写真でした。周囲を黒く焼きこむようにしていますが、あまりそうした必要はなかったと思います。(大西)

「母と子供達」 堀 雅征(久居)
こうした記念写真こそが写真の原点であり、私たちそれぞれの飾らない暮らしぶりを伝えてくれるものです。なんとなく、昭和時代に撮られた一枚にも思えてきます。笑顔がいいですね。それぞれのポーズも自然そのもの。ピースサインでは興ざめでした。一番下の男の子の表情もバランスとしてとてもいいなと思います。(大西)

「昔話」 城田清延(久居)
タイトルのイメージですと、ずいぶん長く男性二人はここに座っているような気がします。その間に「花が咲いた」か。寓話とも言える物語のイメージが出てきます。特別なモノクロのトーンにしたことでそれらが強調されたのでしょう。ただし、この作品も周りを必要以上に黒く焼きこんでいる点が気になります。どうかほどほどに。(大西)

 優秀支部賞

「僕らの遊び場」 吉川 彰(津)
偶然こんな瞬間が訪れたのだと思いますが、3人のポーズが決まっています。やんちゃな男の子3人でしょうから、ここで飛び回っていたはず。縦位置での切り取り方は、60年代の名作ドキュメント写真を見ているかのように、そのフレームがしっかりしています。うっすら背景のトーンも出ていますし、硬めのモノクロではあるがきれいです。(大西)

「笑顔」 上村 雅(津)
ここでおじいちゃんはどんな話を女の子に聞かせていたのでしょうか。和尚さんのようなおじいちゃんは、きっと人にやさしい時間をこうしていつも提供しているのでしょう。地域の穏やかな日常をここから想像させます。おじいちゃんの服が少し背景に溶け込みそうになっていのが気がかりですが、その分、左の女の子の抱く犬が印象的です。(大西)

「帰り道」 木村正美(津)
昔の街並みが残る道を帰りゆく男性は何歳ぐらいの方か。小粋に半纏を肩にしているところがこの写真の最大のポイント。望遠側で捉えたことにより、圧縮感が効果的な絵となりました。また背景の二人の女性も効果的な入り方。ただしこの写真も、あまり意味のない周囲の黒い焼き込み。ここは街並の「質感」を出すべきところ。(大西)

「場所入り」 武田健一(津)
力士とていつでもスマホ。スモウトリのスマホと洒落てみたところで社会風刺になるわけではありませんが、ホームは危ないですね。しかし地方巡業ののんびりした雰囲気はよく出ています。スポットライトを浴びたように二人が前に出ているのも、ちょっと滑稽です。少し角度をつけた撮影でしたので人の重なりが自然に見えます。(大西)

「お彼岸」 田中秀和(津)
姉妹でのお彼岸の花とりか。撮影者はおじいちゃん? そんな和やかな構図ではあります。こうした一本道での子供の写真は、山陰の植田正治さんの名作「童歴」を思い出さずにいられません。(ぜひご覧ください!) それに比べるとちょっと撮り方があっさりしています。もう少し二人をこちらに引きつけるべきでしょう。(大西)

 3位

「ふれあい」 安藤宏幸(エンゼル)
夏の朝。巡業先の宿舎で稽古をする力士と、通りがかった子どもたちとの、ほのぼのとしたやりとり。厳しい稽古の合間に見せた柔らかな笑顔が、しばし蒸し暑さを忘れさせてくれる。欲を言えば、もう少し左に立って撮影し、子どもたちの表情も見えるとよかった。(山本)

「子鬼社参」 小島康生(エンゼル)
国の重要無形民俗文化財に指定された祭りのひとコマ。境内を駆け抜ける子どもの鬼と袴姿の男衆を逆光でとらえることで、もうもうと上がる砂煙を強調、画面に躍動感がプラスされた。祭りのにぎやかさも写し撮られ、男衆のかけ声や足音も聞こえてくるようだ。(山本)

「ぬすみみ」 横井美代子(エンゼル)
平仮名のタイトルを見て一瞬「?」が頭に浮かんだが、作品を見て納得。「盗み見」だ。午後の日差しを浴びて風に髪をなびかせた少女たちの、ちょっとはにかんだ表情とはまったく無関係に覗く赤い仮面の強烈な違和感。画面下の影も不気味さに一役買っている。(山本)

「水飛沫」 神戸敏文(エンゼル)
シャッターチャンス、画面構成ともに秀逸。暗く落ちた背景に、高速シャッターでぴたりと止めたしぶきが見事な弧を描いている。バケツ?で水を浴びせた人の腕前はなかなかのもの。もちろん作者の腕前もなかなか。男たちの熱気と水の冷たさが伝わってくる。(山本)

「格闘 」 平川菊雄(エンゼル)
背景をすっきりとしたことでカンガルーたちを浮かび上がらせ、動きや表情がより力強くなっている。じゃれ合いなのか、いさかいなのか、ちょっぴり舌をのぞかせて出したパンチに恍惚となった一瞬の表情を見逃さなかった。タイトルの印象よりユーモラスな作品。(山本)

 4位

「カベを超えて!!」 岡村国次(長岡)

「子育て中の母の顔」 山後一子(長岡)

「稲の虫送り」 弥田正蔵(長岡)

「泳ぐ宝石」 佐藤 権(長岡)

「下にも花が」 中村重敏(長岡)

 5位

「漁へ」 小沼敏男(熊谷)

「主」 白石紀子(熊谷)

「浜で遊ぶ」 小川孝恵(熊谷)

「初めての体験」 三友幸雄(熊谷)

「やっと見つけた場所」 青木 嵓(熊谷)

 6位

「仲よし」 岩間久夫(本城)

「ひととき」 増木和典(本城)

「みこし」 太田邦郎(本城)

「裏町」 長太正雄(本城)

「夏祭り」 森下喜美子(本城)

 7位

「砂嵐」 谷内 浩(はまぐり)

「たわむれる」 伴 平蔵(はまぐり)

「workman」 羽根和子(はまぐり)

「聖地順礼」 伊藤則夫(はまぐり)

「チンドンマン」 小島陽三(はまぐり)

 8位

「時の流れ」 峰 章二(ならやま)

「望郷」 吉田美和子(ならやま)

「大寒」 和田 修(ならやま)

「視線」 江川豊治(ならやま)

「くれなずむ」 常峰利次(ならやま)

 9位

「盛夏」 坂倉美智子(さつき)

「盛夏」 市川功子(さつき)

「帰り道」 倉田佳代子(さつき)

「眼差し」 沼田昭弘(さつき)

「仲良し」 山脇佳世子(さつき)

 10位

「諍い」 松下眞吾(尾道)

「他所事」 和田知久(尾道)

「大暑の頃」 井ノ原忠義(尾道)

「親子の絆」 河原 功(尾道)

「タイムトンネル」 黒田義則(尾道)

 11位

「旅の宿」 本田みち子(横川)

「国土を守る」 渡部久恵(横川)

「路上に描く」 江川 清(横川)

「捕まえたよ!」 小林トミ子(横川)

「里神楽」 吉田文彦(横川)

「華麗なテクニック」 高橋範人(大宮)

「ムーンライト・セレナーデ」 堤妙子(大宮)

「柳橋」 吉田信正(大宮)

「人間回廊」 中嶋幸晴(大宮)

「ビル清掃中」 北内 毅(大宮)

「肝試し」 川久保孝行(柏)

「一瞬の遭遇」 橋本昭三(柏)

「シェルブールの雨傘」 加藤勝臣(柏)

「祭り大好き」 中島一之(柏)

「激走」 佐々木誠(柏)

「青春」 清水充和(ぐるっぺ「ヒロ」)

「瞳」 澁谷由紀子(ぐるっぺ「ヒロ」)

「ローカル駅」 原田文昭(ぐるっぺ「ヒロ」)

「寒いわねえ」 浦狩一男(ぐるっぺ「ヒロ」)

「アフタヌーン」 赤坂好信(ぐるっぺ「ヒロ」)

「どっちが黒い」 田中敏夫(福山歯科医師会)

「好奇心」 中山一(福山歯科医師会)

「午睡」 北村富三郎(福山歯科医師会)

「祭り囃子」 高橋之衛(福山歯科医師会)

「長寿祈願」 藤原弘旦(福山歯科医師会)

「転倒」 小野秀樹(フォト2009)

「以心伝心」 石原 勝(フォト2009)

「うわぁ!」 福西明子(フォト2009)

「帰りの待合所」 馬場健治(フォト2009)

「生涯現役」 藤原正彦(フォト2009)

 17位

「守り人」 久保佳久(東松山)

「荒行」 齊藤昭雄(東松山)

「一人舞台」 須田昭二(東松山)

「危機一髪」 沖舘 宏(東松山)

「祈り」 平 正博(東松山)

「若者」 佐藤道子(レディースフォト萌)

「赤と黒」 小野早苗(レディースフォト萌)

「対峙」 田羅間カトリ(レディースフォト萌)

「成人の日」 原田美智子(レディースフォト萌)

「ぼくの夢」 水嶋毬子(レディースフォト萌)

「一本橋」 梅津 潔(桑名)

「コンコース」 糸魚川恵子(桑名)

「ファンタジー」 水谷とよ子(桑名)

「下校」 森 直行(桑名)

「楽しい日」 中村吉宏(桑名)

「アクシデント」 植木政弘(鈴鹿)

「一刻の休憩」 樋口哲司(鈴鹿)

「お昼寝タイム」 山口 明(鈴鹿)

「帰り道」 吉野聖夫(鈴鹿)

「はじらい」 鎌田美津子(鈴鹿)

「華麗に」 楠見 浩(かわの)

「妖美」 浅野博美(かわの)

「アンブレラ」 加藤清史(かわの)

「陽光」 松本佳治(かわの)

「ハイ!ポーズ」 山川充子(かわの)

 22位

「撮って~~」 金子久隆(よこはまフォトグループ)

「身支度」 高野郁男(よこはまフォトグループ)

「至福の時」 久保田耕次(よこはまフォトグループ)

「松明勇壮」 齋藤忠義(よこはまフォトグループ)

「おしりあい」 萩原路子(よこはまフォトグループ)

「老翁の笑いじわ」 岡田徳治(鎌倉)

「セルフポートレート」 野崎安廣(鎌倉)

「耐える」 徳本順一(鎌倉)

「パワー全開」 馬本隆綱(鎌倉)

「木漏れ日」 山田 一(鎌倉)

「こはる日和」 樋熊フサ子(十日町)

「激突」 鈴木啓泰(十日町)

「春彼岸参り」 小坂幸平(十日町)

「雪季市」 中條 誠(十日町)

「大火のあと」 藤木雅彦(十日町)

「悪霊払いを念ずる笛匠」 青木照実(沼津)

「蘇った記憶」 勝又説夫(沼津)

「母米寿」 若林 茂(沼津)

「熱風」 大石 洋(沼津)

「一筆」 野﨑三郎(沼津)

 26位

「こんにちは」 伊藤春子(川口)

「マイ・ウェイ」 小林 進(川口)

「私の未来」 小林千津子(川口)

「ガラスの向こう」 進藤恵美子(川口)

「残り柿」 山下智子(川口)

「視」 入江一男(彩北)

「刺繍する老婆」 小川邦江(彩北)

「参詣」 荒井文治(彩北)

「侵入」 高田君子(彩北)

「ヤングダンス」 高塚光美(彩北)

「役に入る」 岡部蝶子(埼玉県女性)

「猛暑」 宮崎雅代(埼玉県女性)

「笑顔に会いたくて」 小澤久美子(埼玉県女性)

「舞台の片隅」 阿部立子(埼玉県女性)

「ひと休み」 岸 房子(埼玉県女性)

「退屈」 仙石マサエ(フォトフレンズ)

「一服しましょう」 西牧陽子(フォトフレンズ)

「打ち水ショー」 吉良 靖(フォトフレンズ)

「ガチで行くぞ」 成田吉貞(フォトフレンズ)

「午後の公園」 乙部エミ(フォトフレンズ)

「荒波に揉まれて」 大和久誠司(茂原)

「川辺に遊ぶ」 丹羽敏憲(茂原)

「Foggy」 小口泰範(茂原)

「神事」 熊切正一郎(茂原)

「保線工事の春」 深尾 晃(茂原)

「幻影」 五十嵐洋子(デジセブン)

「六甲山ブルー」 村上祥子(デジセブン)

「品評会」 坂本安子(デジセブン)

「異空間」 家中よしみ(デジセブン)

「ひととき」 大野嘉一(デジセブン)

「帰り道」 谷川秀嗣(フォトフレンズ宇城)

「御田祭りの日」 瑞穂その(フォトフレンズ宇城)

「疾走」 池田隆幸(フォトフレンズ宇城)

「私の日常」 首藤健富(フォトフレンズ宇城)

「私もやりたいね!」 松岡孝一(フォトフレンズ宇城)


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