思春期の女子はオシャレにも関心を持つ時期ですが、体育祭の飴食い競争の一こまでしょうか。白い粉の中にある飴を、顔を埋めて取ったあとか、粉で顔を真っ白にしながら伏せ目がちの笑顔から恥ずかしさも感じさせています。
飼い猫か、頭の上に乗せられた花。それにも気が付かずうたたね中の寝顔が可愛く、飼い主との信頼関係が感じられますし鑑賞者の気持ちを明るくしてくれて思わず笑顔が湧いてきます。
黄色く色付いたイチョウ並木だけでは単調すぎますが、指にはさんだガラス玉に背後にあるイチョウ並木を写し込んで「逆さの秋」を表現しています。作者の遊び心とセンスの良さを感じさせています。