審査 理事・関東本部委員長 江連康晴
【総 評】
今回、千葉県民写真展の審査をさせていただきました。「自由」「課題」「ネイチャー」「高校」の4部門といったジャンル分けをしたなかで、それぞれの入賞・入選を選ばせていただきました。応募された作品はどれも力作ぞろいで選ぶにも悩みましたが、どこかで見たような作品ではなく、オリジナリティーのある作品、あるいは狙いのしっかりとしたリアリティー、クオリティーがある作品、心の目で写した心象作品等を選びました。
写真は一枚の作品で人の心をも動かすことができます。驚きや感動、または癒しです。心の豊かさにもつながります。この様に写真も芸術につながるのです。これからも写真を通して写真文化と写真芸術を追求していってください。
写真は一人でもできますが、仲間がいることで写真を語り学び合うことができます。これからも写友の輪を広げて、写真ライフを楽しんでいただきますよう祈念申し上げます。
祭りに参加した子供たちが手をつないで横一線になりながらこちらに向かって駈けてくる。白いさらしの上に赤い帯をつけたお揃いのいでたち。後ろの若い女性の赤い鉢巻き、手に持つ扇子の日の丸の赤。白と赤色のとりあわせがアクセントとなり画面構成を引き立てています。子供たちの表情から祭りに参加した喜びと仲間の絆が伝わってきます。
SLの吐く蒸気のなかに大漁旗が斜光に照らされて印象的に浮かび上がっています。この光景から三陸鉄道復興のときか、他の地域でのSLイベントなのか想像してしまいました。シンプルな表現の見せ方でインパクトある作品です。