全日本写真連盟

第37回「日本の自然」写真コンテスト【デジタル部門】結果発表

デジタル部門では、最優秀賞にソニー4K賞、30歳以下で最も優れた作品にはソニーネクストフォトグラファー賞が贈られます。

審査委員
福田健太郎(写真家)
前川 貴行 (写真家)
ソニーマーケティング株式会社関係者

【総評】
 生き物を撮った作品がとても多かった。生息地を探し、撮影することは、大変な労力を必要とする。撮影者の工夫や挑戦が、年々高まってきており、全体的なレベルがますます上がってきた。
 生き物が動いている一瞬を撮ることは、当たり前のようだが難しい。一般的には、狙いやすく止まっている姿を撮影しがちだ。今回、あえて躍動感あふれる動きを狙って、生き生きとした姿を捉えようとする撮影者の気概が、多くの作品から感じられた。
 撮影前に、コンセプトやイメージを固めてから、被写体に迫った作品も増えている。観察して、粘ることによって、ようやく見えてくる自然の一瞬一瞬を目の当たりにして、心を動かされた。


福田健太郎さんによる講評動画
ソニーマーケティング「日本の自然」写真コンテストページ
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 最優秀賞ソニー4K賞「駆け抜ける秋」 西山 亜希子(北海道)

日本の豊かな四季と、自然とともにある生き物の姿を一枚で見せてくれる。エゾリスの動きをよく観察し、周辺の風景を見つめ、構図を計算しながら、絶妙のタイミングを捉えた。冬に備えて動き回るエゾリスの前脚の指が、くっきりと開いている。カメラ目線でキャッチライトが入った完璧な写真だ。

 ソニーネクストフォトグラファー賞「Snow village」 杉瀬 悠汰(福島県)

深い山に囲まれ、雪化粧した渓谷の町の静寂な情景が、よく表現されている。冬の透き通った光と空気を通して見える町並みや木々のディテールが際立つ。奥行きのある、繊細でリアリティーを感じさせる作品になっている。

 優秀賞「実りの秋」 石黒 卓也(宮城県)

 優秀賞「対峙」 ドゥロモンド 太良(茨城県)

 優秀賞「カルガモを狩るオオタカ」 宮川 猛史(東京都)

 優秀賞「磯の小さな火口」 柴田 作藏(東京都)

 優秀賞「命をつなぐ島」 森田 康平(東京都)

 入選

「夕霧の鹿郷」 志村 大輔(北海道)

「春の訪れ」 大野 泰之(北海道)

「秋陽」 高橋 怜央(北海道)

「おはようモモンガ」 野呂 厚美(北海道)

「戦闘態勢」 東倉 祐治(北海道)

「雛の巣立ち」 部田 茜(北海道)

「white flower in winter」 大柳 雅資(北海道)

「猛稽古」 國分 知貴(北海道)

「冬を生き抜く」 中村 文哉(青森県)

「波紋」 織田 裕介(栃木県)

「朝霧の丘」 小林 敏行(埼玉県)

「雪桜」 星野 翔(埼玉県)

「泥染」 土屋 尚幸(東京都)

「あやしき輝き」 加藤 寛満(東京都)

「bliss」 平井 アキエ(東京都)

「白銀のビーナスベルト」 関口 陽子(東京都)

「イクメン」 西村 欣也(神奈川県)

「古刹に舞う」 山本 優介(神奈川県)

「雷鳥見守る剱岳」 上島 有貴(富山県)

「白蓮一花」 中尾 義雄(大阪府)

「森の舞台で」 木下 滋(和歌山県)

「潜む宝石」 林田 真佳(岡山県)

「天空の白銀社」 峯田 翔平(広島県)

「オオテントウの産卵」 中川 隆(高知県)

「光のパレ-ド」 瀬戸口 義継(鹿児島県)

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2022/08/01
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