全日本写真連盟

第42回千葉県民写真展(ネーチャーの部)の結果発表

 最優秀賞(グランプリ賞)「南房総初雪舞う」 坪井 ひでこ(勝浦市)

強いブルートーンの色調とふわふわと降っている雪とが、冬の冷たさと音のない静寂な世界を彷彿とさせています。陸上げされた漁船や漁師小屋、漁師達を守る神社が雪灯りで浮かび上がって見えます。寒い冬が過ぎ去るのをじっと待っている人々の息使いも聞こえてきます。内容も画面のバランスも整っており、グランプリにふさわしい作品です。(柿本完二)

 優秀賞「はにかみながら」 渡邉 裕子(柏市)

シンプルな美しさを感じさせる作品です。背景を白く飛ばしたことで写真表現ではなくデザイン画のような雰囲気の作品に仕上げています。また、思い切った露出補正が作り出した滲み現象で水彩画の様な温かみのある作品になりました。葉を左右に分けたことと赤と緑の色彩感覚も良く、作者の美意識の高さを感じさせます。(柿本完二)

 優秀賞「凍り模様」 丸山 美由紀(市川市)

ブルーの色調が印象的な作品です。凍った水が描き出した氷の紋様を左側から右奥へと配したことで、狭い場所にも関わらず奥行きが感じられます。俯瞰撮影と左右に岩を配置したことでスケール感も醸し出されています。強いブルートーンの色調が冷たさとともに神秘的な印象も醸し出しています。(柿本完二)

 特選「初雪の早朝」 加藤 勝臣(柏支部)

 特選「静かな夕暮れ」 榊 昭治(北総支部)

 千葉県知事賞「花冷え」 市原 未明(船橋支部)

 千葉県教育長賞「甘えん坊」 伊東 功一(市川支部)

 朝日カルチャーセンター千葉賞「ひまわり畑の夕焼け」 寺尾 行雄(流山支部)

 朝日新聞社賞「スポットライト」 広山 敏彦(デジタル支部)

 全日本写真連盟賞「映る秋」 中村 治(流山支部)

 審査委員長賞「渋峠の朝」 飯田 幸雄(九十九里支部)

 千葉県本部長賞「夜の狩人」 赤羽 勝也(船橋支部)

 千葉県本部委員長賞「花園の朝」 中島 一之(柏支部)

 秀作

「鷲づかみ」 下笠 幸四郎(九十九里支部)

「春爛漫」 地引 英海(八千代市)

「湖畔の朝」 姉歯 章(茂原支部)

「晩 秋」 森田 正博(いすみ支部)

「ネコジャラシと虫」 上田 治行(千葉支部)

「アジサイでひと休み」 嶋村 仁志(千葉支部)

「暴れる春」 山下 孝良(野田市)

「棚田の夜明け」 小菅 紘宇(松戸支部)

「生命力」 齋藤 康夫(茂原市)

「夕 照」 川井 美代子(流山市)

「朝の輝き」 清水 克機(いすみ支部)

「結氷の朝」 渡邊 義久(船橋支部)

「霞ヶ浦夕景」 諏訪 健二(北総支部)

「足利の秋」 岡山 博(千葉市花見川区)

「初冠雪」 橋本 昭三(柏支部)

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2022/08/01
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