全日本写真連盟中部本部主催の「バレリーナ撮影会」が3月5日に名古屋市の名東文化小劇場で開催されました。モデルは金澤志保バレエスタジオ(名古屋市天白区)所属の8人のバレリーナで、美しくのびのびと踊っていただきました。申し込み締め切り前に定員に達するなど人気が高く、当日は76名の参加者で、東京都、京都府、奈良県からの参加もありました。7グループに分かれて舞台上のバレリーナと舞台袖で出番を待つバレリーナを撮影しました。
前半はレオタード姿のレッスン風景の撮影で、バレリーナの優雅な踊りにカメラのシャター音が鳴り、ジャンプすると一斉に大きく鳴り響きました。
後半はクラシックチュチュやジゼルなどの舞台衣装に着替え、バレリーナが一人ずつ踊ります。本番前のリハーサルのように金澤先生が客席中央から声掛けをして真剣に指導されました。
「もっと背筋を伸ばして、足を高く!」
「後ろを向かない。写真を撮られているのだから正面を向きなさい。」
「目標をもって」など
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臨場感あるレッスン風景に気が引き締まる思いがしました。舞台から降りてくるバレリーナの額には汗が光り、弾む息で控室に戻っていきました。
参加者が一番楽しみにしている舞台袖からの撮影は2回あり、髪飾りを直すしぐさやトウシューズのひもを締め直す様子が間近に撮影できました。時間を決めて交代しながら撮影したのでスムーズに気持ちよく撮影できました。舞台の最後は色とりどりの衣装で全員がポーズをとってくれました。惜しみない拍手が鳴るときは終了予定の時間を過ぎていました。
今回初めて参加した女性は本当に素晴らしい撮影会でした。美しく魅力ある姿に感動し、夢中になりシャッターを押し続けました。その裏には厳しいレッスンがあることもわかりましたと語ってくれました。
まさに踊り手と撮影者が一体となり集中できた有意義な撮影会でした。(サークルエイト支部長・井澤正子)