キヤノンEOS5D MarkⅢのファームウェアが4月30日にアップデートされました。開放F値f8.0でもAF測距できるようになり、暗いレンズでテレコンバーを使ってAF撮影が可能になりました。改善点は以下のとおりです。
①HDMI出力に対応しました。
②HDMI端子から高画質な非圧縮映像を出力します。
③エクステンダーを装着して開放F値がF8になるレンズで、中央測距点でのAFができるようになりました。(従来は、F5.6 までの対応)
④ストロボのAF補助光が投光された時のAFスピードを向上しました。
⑤ライブビュー撮影または動画撮影時に静止画を撮影した場合に液晶モニターの画面表示がフリーズし、その後にErr70 または Err 80 となることがある現象を修正しました。
⑥多重露出撮影の連続撮影優先で撮影した場合に6枚目で連続撮影の速度が遅くなる現象を修正しました。
⑦AEB撮影時にファインダー内表示が誤って表示する現象を修正しました。
⑧ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E7 との通信の信頼性を向上しました。
⑨ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E7 を使用したFTP転送後に “○X” の送信結果の表示を出す様にしました。
⑩Eye-Fi カードを使用した場合にカメラが正常に動作しないことがある現象を修正しました。
⑪EF 24-70mm F4L IS USM の画像において、撮影情報 (Exif) の焦点距離情報が正しく表示されない現象を修正しました。
⑫レンズのファームアップデートが正常に行えない場合があることを修正しました。
⑬メニュー画面に表示する “アラビア語” の誤記を修正しました。 (日本向け製品はでアラビア語は表示できません。)
⑭AFマイクロアジャストメントの値が “-8” などに変わってしまう現象を修正しました。
⑮メニュー画面に表示する “ISOオート時の自動範囲設定範囲を設定する” の際のISO上限設定のガイダンス説明文が最後まで表示されない現象を修正しました。 (日本語の表示は問題ありません。)
ファームウェアのダウンロードおよび手順はEOS5D MarkⅢダウンロードページにアクセスして下さい。
キヤノンの機種ごとの最新ファームウェアは最新ファームウェア一覧で確認して下さい。
キヤノン主要機種のファームウェアバージョン(2013年5月22日現在)
機種名 |
ファームバージョン |
公開日 |
EOS-1D X |
Version 1.2.1 |
2013年1月30日 |
EOS-1Ds MarkⅢ |
Version 1.2.0 |
2010年 |
EOS-1D MarkⅣ |
Version 1.1.1 |
2012年4月24日 |
EOS 5D MarkⅢ |
Version 1.2.1 |
2013年4月30日 |
EOS 6D |
Version 1.1.3 |
2013年4月9日 |
EOS 7D |
Version 2.0.3 |
2012年9月12日 |
EOS 60D |
Version 1.1.1 |
2012年6月19日 |
ニコンも5月21日にD700、D300などのファームウェアが公開されました。新レンズに対応した修正版です。
ニコンの機種ごとの最新ファームウェアは
最新ファームウェア一覧で確認して下さい。
ニコン主要機種のファームウェアバージョン(2013年5月22日現在)
機種名 |
バージョン A/B |
公開日 |
Nikon D4 |
1.05/1.03 |
2013年4月2日 |
Nikon D3X |
1.01/1.02 |
2013年4月2日 |
Nikon D3S |
1.02/1.02 |
2013年4月2日 |
Nikon D3 |
2.03/2.03 |
2013年4月2日 |
Nikon D800 |
1.01/1.02 |
2013年4月2日 |
Nikon D700 |
1.04/1.03 |
2013年5月21日 |
Nikon D600 |
Ver.1.01 |
2013年4月2日 |
Nikon D300 |
1.11/1.11 |
2013年5月21日 |
Nikon D7000 |
1.03/1.04 |
2013年4月2日 |