滋賀県本部では3月27日に元全日本写真連盟理事で草津市在住の写真家 西岡伸太先生を講師にお招きして、特別講演会「時の流れを感じながら」を開催しました。
講演会のタイトルは先生が1990年に出版された白黒写真集の標題で、この写真集の画像を1枚ずつプロジェクターで投影し、先生より作品に仕上げた時のエピソードを交えながら作品作りの原点を解きほどいていただきました。
一方、会場には先生の本写真集全ページを机上に並べ、参加者に実物の作品を見てもらう機会もつくりました。
写真集ではプロジェクターでは確認できない微妙なトーンの違いが一目瞭然に分かり、見開き2枚組で構成された作品からは、被写体の切り取り方や画面構成などを目の当たりにすることができました。
この講演を通じ一枚一枚に込められた先生の熱意を知ると共に、参加者には今後の作品作りに大いに参考となるセミナーになりました。 (県本部副委員長 水越貞範)