全日本写真連盟
2017 栃木県本部展 講評 榎並悦子(写真家・全日本写真連盟関東本部委員)
●総評
栃木県本部展は、足利、佐野、那須、サン、高根沢、烏山、横川、宇都宮の各支部と個人会員による作品を一堂に会した写真展です。普段は支部単位で活動されているみなさんが、それぞれの持ち味を生かしつつ競い合うだけあって、写真のキモともいえる光をよく読んだ写真が素晴らしく、目にとまりました。中にはオリジナリティーを出そうとするあまり、ひねりすぎた写真もありましたが、そのチャレンジには大いに期待したいと思いました。人物写真を撮る上でいちばん大切なことは、対話だと思います。会話が見えてくる素敵な写真がたくさんあったことも栃木県本部展の魅力だと感じました。