第42回栃木県本部展の審査が4月28日、全日本写真連盟総本部の福永友保理事によって行われました。
作者のメッセージが十分に伝わる作品です。重く垂れこめた雲、右上がりのフレーミング、真っ白な家、田植えの終えた田んぼ全てが不安な緊張感で包まれています。被写体を構成する要素全てにメッセンジャーの役割を担わせた優れた作品です。
「冬の朝(左)」 新井辰男(足利) 冬の朝、車に付いた霜を落ち着いたフレーミングで組み写真にしています。左は直線、右は曲線で表現。ほとんど色を感じさせない表現が静寂感と厳冬の朝を上手く再現しています。
「冬の朝(右)」 新井辰男(足利)
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