全日写連県本部主催「第8回ふるさとフォトハイキング写真コンテスト」の審査があり、犬塚勝正さん(碧南市)の「竹あかり」が大賞に選ばれた。
コンテストは、県本部が季節ごとに開く撮影会「ふるさとフォトハイキング」の参加者が対象。20年度はコロナ禍で全ての撮影会を中止したため、同年度中に県内で撮った作品であれば応募可とした。
そのほかの入賞者は次のみなさん。(敬称略)
【四季賞】春の部 鈴木正美(豊川市)、夏の部 柴田喜代春(西尾市)、秋の部 保口孝夫(豊田市)、冬の部 谷昇(大府市)
【入選】近藤真智子、若杉正幸(名古屋市)、石川勝、磯部香里(刈谷市)、籏崎充平(豊田市)助川正義(安城市)、下村信隆(西尾市)、磯貝美代子(豊明市)
【講評】 埋め尽くされた切り竹の明かりに、かがんだ少女の後ろ姿…。その水玉模様が、竹明かりとマッチした形がいい。巧みな構成力と調和。少女が何を思い、何を願っているかを見る人に考えさせる所に、内容の深味がある。(県本部委員 稲富弘之)
【講評】 まるで本物の恐竜が現れ、ひそかに隠れて見ているような表現である。枯れた木の影が、冬の季節を感じさせ、姉妹のいる姿も自然で、主役を恐竜にしないで、人物の有様を描いた作者の力量に拍手。(中部本部委員 小幡哲資)