審査
愛知県本部委員長 宮田典彦
愛知県本部委員 安藤雅和、井澤正子、平野成明、三森美邦、稲冨弘之
総本部委員 下里幸子
講評 愛知県本部委員長 宮田典彦
名古屋の都会の片隅で脈々と続く祭りであろうか。たそがれ時に提灯の塔が輝くポイントとなって、背景のビル群の明かりと対比して良い効果を出している。新鮮な構図、色調など見事に表現されている。
講評 愛知県本部委員 三森美邦
犬山まつりの光景で、実にバランスのよい撮り方で一切の無駄を省いている。担ぎ手の揃った所、手の組み方に作者のひらめきを感じる。コロナ禍を終えて春の一日を満喫する若衆の姿、見物する観客の息吹が見えるようだ。
講評 愛知県本部委員 平野成明
豊川市国府の夏祭りのひとコマ、祭りの華やかさや山車、花魁といった祭りそ
のものでなく、そこで暮らす人々の生活の様子を表現している。仏壇を前にほ
のぼのとした日本古来の様子が素敵である。
講評 総本部委員 下里幸子
四年ぶりに開催された半田山車祭り、歴史ある運河沿いの黒壁倉庫を背景に三
番叟舞い手がゆく。倉庫のマークが「ガンバッテ」と見守っている様子も伝わ
り、光の状態も素敵で画面をすっきりと仕上げて好感のもてる作品である。
講評 愛知県本部委員 稲冨弘之
この作品の魅力は人々の屈託のない表情である。「初笑い」が画面から飛び出し
て来るような良い雰囲気が伝わってくる。音頭をとる手前の人物もユーモラス
で楽しい作品となっている。