全日本写真連盟

第24回全日本モノクロ写真展

審査 写真家・関東本部委員 ハービー・山口

総評
沢山のご応募がありとても嬉しく思います。
「カラーが一般的なのに何故モノクロなの?」
敢えてモノクロで作品を撮る方は、モノクロの良さを熟知している方です。
「モノクロの良さとは?」
①色がないことで色に惑わされない本質が撮れる。
②色が無いことで光は構図、表情などが強調出来る。
③色が無いことで想像力が働く。
④白から黒へのグラデーションに美しさを感じる。
など様々な特徴があると思います。その辺りを理解しているとモノクロの良さに納得するでしょう。
応募作を見ると、ベテランの方の作品だなと分かるレベルの高さが伺えます。そうした中、若い方が撮影した優秀な作品もあり心強い限りでした。今後もモノクロの良さを発揮した作品を撮り続けて頂きたいと願っています。

 最優秀賞「光の子」 玉掛理人(埼玉県)

玉掛さんからは丁寧に梱包された複数のプリントが送られてきました。スタジオで撮られたポートレイトには確かな力量が感じられました。特別なことが起こっている場面ではなく平穏なシチェーションなのに写っている方々の人間としての本質が浮き彫りになっています。そのプリントも見ていて清々しくなる作品群でした。

 朝日新聞社賞「また来るからね」 西村充康(奈良県)

西村さんの作品は、玉掛さんと好対照を成す作品です。タイトルから想像するに、休みの日におじいちゃんとかおばあちゃんを訪れ、新幹線ホームでもお別れの状況でしょうか。男の子の真剣な表情が私たちの心に迫ってきます。様々なことを経験し少年は成長していく、人生の一瞬を捉えました。水滴、チラッと見えるスマホも効果的です。

 全日本写真連盟賞「駅前広場」 樋田進(静岡県)

駅前の巨大な広告看板と街を行き交う人々の流れ。その賑わいとスピード感に現代の空気感が絶妙に表現されています。広告内のアップの人物と実際にその前にいる若者の対比が面白く、リアリティーを伴い、構図の面白さが迫ってきます。

 関東本部長賞「祝福の瞬間」 梅田充紀(奈良県)

人生の最高に幸せなイベントである結婚式を友人、同僚、親戚一同が祝っている場面です。スナップであれ演出であれ、この写真ではご夫婦より、むしろ背景でスマホで撮影している人たちを主役に捉えているところが上手いです。「幸あれ!」という気持ちを、写真を見る私たちにも起こさせる力があります。

 フォトアサヒ賞「応援有難う」 正法地健(千葉県)

チアリーダーのイベントで優秀な成績を収めた直後でしょうか。ジャンプする選手、可能な限り手を差し出して選手に触れようとしている応援の人たち。一人一人の動きから興奮が感じられ、最高のタイミングを捉えています。
ブレも効果的でした。

 特選「ご褒美タイム」 宮崎雅代(埼玉県)

 特選「パパ大好き」 伊藤信幸(神奈川県)

 特選「じいちゃんの船」 島元慶子(高知県)

 特選「寒水行」 吉田美和子(奈良県)

 特選「車窓の少女」 中沢賢治(神奈川県)

 準特選「つましいインバウンド」 赤石博(大阪府)

 準特選「異文化交流」 飯田幸雄(千葉県)

 準特選「僕も稽古」 外勢肇(愛知県)

 準特選「海の家で」 猪狩淳(神奈川県)

 準特選「整列」 小寺敏博(兵庫県)

 準特選「現役96歳」 梅原邦隆(静岡県)

 準特選「憧れ」 髙津照仁(三重県)

 準特選「昼寝」 助川正義(愛知県)

 準特選「深々と」 北澤敏男(長野県)

 準特選「もてあまして…」 中村裕子(埼玉県)

 入選

「砂漠の幻」 野田光治(神奈川県)

「スイカ売の少女」 沖舘宏(埼玉県)

「明日に向かって」 小林千津子(埼玉県)

「豪雪時の」 柳谷昌輝(青森県)

「門付け」 福田修逸(青森県)

「君は誰?」 臼井聡(神奈川県)

「ヒザッ小僧」 神久德(宮城県)

「雪渓律」 佐藤涼太(山形県)

「雪の退勤」 小口翼(埼玉県)

「寄り添う」 宇佐見冨士夫(福島県)

「神馬が行く」 堀内道正(茨城県)

「SDGs」 五條芳壽(茨城県)

「栗畑の卵」 金澤誠(栃木県)

「春一番」 阿部立子(埼玉県)

「斜光を浴びて」 小河美弘(埼玉県)

「帰り道」 生田孝二(埼玉県)

「シャドー」 黒川律子(埼玉県)

「叱られて」 古怒田潔(埼玉県)

「卒業記念」 haco(埼玉県)

「一人想う」 橋本英男(埼玉県)

「シンクロ」 戸津井直次郎(埼玉県)

「立ち呑み処」 一瀬富左男(埼玉県)

「とまり木」 一瀬邦子(埼玉県)

「路上のパフォーマンス」 田中勝秋(埼玉県)

「あなたは何方を歩む」 入倉修平(埼玉県)

「二十歳の風」 星野光典(埼玉県)

「たそがれる」 国広妙子(千葉県)

「渚のパイロット」 青柳征三(千葉県)

「光流るゝ月の宵」 細川弘明(東京都)

「青春の帰り道」 堀越実(東京都)

「金剛足」 梅澤裕紀(東京都)

「疲労困憊」 村上醇(東京都)

「浮遊する月」 小西弘晃(東京都)

「よーいピカッ「デフ陸上」」 小川秀雄(東京都)

「祭りの男たち」 佐久間俊輔(東京都)

「インバウンドな車内」 樽川一郎(東京都)

「報連相」 武田典子(神奈川県)

「ラクダの背にゆられ」 杉村和子(神奈川県)

「近道」 矢野直孝(神奈川県)

「窓あかり」 一ツ谷美代子(神奈川県)

「世界は不思議で満ちている」 河野秀一(神奈川県)

「軽いもんさ!」 畠堀ひと美(神奈川県)

「春の予感」 中野雅子(神奈川県)

「帰山」 市川幸子(神奈川県)

「ひととき」 尾花克彦(神奈川県)

「初陽みつめて」 竹端栄(神奈川県)

「85歳記念自写像」 和田達夫(神奈川県)

「これが私の特等席」 三澤久(山梨県)

「似合っていますか」 前原善彰(岐阜県)

「放水」 松谷敏秀(島根県)

「路地とヒール音」 佐藤睦(静岡県)

「ストリート」 井上拓弥(静岡県)

「湖面に輝く」 碇誠(千葉県)

「迷宮への入口」 加藤洋一(静岡県)

「星の降る日」 董優之(愛知県)

「父の胸で」 竹内喜代美(三重県)

「果敢に」 長谷川悟(滋賀県)

「間もなくインターチェンジ」 藤原純三(大阪府)

「複雑怪奇」 中野弘喜(大阪府)

「休憩中」 金姫星(兵庫県)

「忘れないで」 宮田敏幸(兵庫県)

「春に浮き」 岡崎有記(兵庫県)

「影絵」 高橋三??(兵庫県)

「穏やかな時間」 竹歳雅秀(鳥取県)

「ノスタルジー」 盆子原政司(島根県)

「「夢の途中」」 松本美枝子(岡山県)

「なかよし姉妹」 片岡佳子(広島県)

「有難うママ」 奥本泰久(広島県)

「轍」 木村信夫(山口県)

「初秋に生きる」 内藤誠治(千葉県)

 入選(高校生)

「さらば青春~今までありがとう~」 幸地今梨(沖縄県)

「ワンシーン」 平山晃造(北海道)

「構造」 木村絢人(東京都)

「朝支度」 エスピーザ アンジェラ 愛梨(沖縄県)

「歓喜」 小林結芽(新潟県)

「視線」 小串明璃(和歌山県)

「笑み」 中山鈴花(沖縄県)

「一秒前もかすんで見えるの」 眞喜志琉瑚(沖縄県)

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2022/08/01
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