第33回三重県本部フォトコンテスト(全日写連三重県本部主催、朝日新聞社後援)の公開審査が12月8日、津市中央の朝日新聞津総局で行われました。126人から544点の応募があり、審査の結果、金賞には田中正博さん(津支部)の「現代娘」が選ばれました。
入賞者は次のみなさん。(講評はいずれも坂尾富司・三重県本部委員長 )
【 審査員】(敬称略)
<総本部理事>織戸千尋 <県本部委員長>坂尾富司
<中部本部委員>樋口幸雄、野瀬みつ子(兼県本部委員)<県本部委員>郡 清至
古風な髪型と襟足の化粧で舞妓とわかる女性の後ろ姿。ショートジーンズでスマートホンを手にし、大きな紙袋をもつ。古いしきたりと新しさのギャップを併せ持つ現代娘を、見逃さずに捉えた感性はすばらしい。
京都花街での芸妓の挨拶回りか。日傘を持つ真ん中の女性のインパクトが強く、3人の画面構成も見事である。また3人の笑いが聞こえてきそうな楽しい写真に仕上がっている。
夕日を受けて真っすぐに伸びた道を帰る山車や人物を俯瞰撮影。本来邪魔になる電線や道路が逆光で光り輝き、夕暮れの雰囲気を醸し出している。また提灯の明かりも良く、まるで映画のワンシーンを見ているようだ。