全日本写真連盟

第28回栃木の自然と生活

令和元年度全日本写真連盟栃木県本部 『第28回栃木の自然と生活』
審査日 : 令和 元年 7月 7日(日)
会場 :宇都宮市文化会館3階第2会議室
審査:写真家・全日本写真連盟関東本部委員 中谷吉隆先生

 金賞「里の子」 田中 睦子(烏山支部)

子たちの成長、学びの場としてある里山。電子化された今日だが、 自然と親しみ学び、大きく成長してほしいという願いが込められている。4枚それぞれは子供の表情、仕草をいいチャンスで捉えた。

 朝日新聞社賞「春の午後」 佐海 忠夫(サン支部)

満開の桜、花びらを浮かべて流れる小川と美しい画面を作り上げて いる。ベンチで過ごす二人に差し込む日差しが春の午後を謳い上げ ていて、まるで映画のワンシーンを見るのようだ。

 全日本写真連盟賞「朝 光」 塩野 いくお(烏山支部)

計算されつくした撮影が光る。滝の上を通る列車とのコラボレーションだが、列車が黄金色に輝くのは冬の朝の一瞬だろう。鉄道写真 愛好家ならずとも、ぜひ撮影したポイントである。

 銀賞「宵闇の刻」 櫻木 賢治(佐野支部)

その昔、道筋には一家団欒の賑やかさがあった。この写真からはその声は届かない。一人住まいの家庭が多くなってきた今日性を暗示 しているようで、象徴的に組写真としてまとめた。

 銀賞「力を合わせて」 江川 多嘉(横川支部)

伝統的な日光二荒山神社の弥生祭。造花で飾られた花屋台を坂道で引き上げるのが見どころ。まさに力を合わせての様子をストレート に捉えた。外国人の曳く姿に現代性を表している。

 銅賞「自然の恵み」 戸井田 裕俊(高根沢支部)

清流でのフィッシング。鮎の友釣であろうか、針に引っ掛かった魚 が跳ねる様子をシャッターチャンス良くキャッチしている。釣り人 の慎重で真剣な動作ともどもいい構成がされた。

 銅賞「屋敷守」 管野 千代子(那須支部)

先祖代々の家を守り、配られている石仏。ねぎらいと感謝を込めて 日々参拝している姿。だが、もしかすると年老いたこの人の代で終わるかもしれず、営みの継続への危惧感も感じる。

 銅賞「岩壁に虹」 大門 重久(横川支部)

柱状節理での岩肌のダイナミックさに重厚感がある。彩りとして二重虹を画面に取り込んだ構図は決まっていて、虹が立つことは岩の近くに滝のようなものがあることを想像させる。

 県本部長賞「五月の親子」 佐川 栄治(那須支部)

この子ヤギは春に生まれたのだろう。広場に吊られた数多くの鯉のぼりは、あたかも子ヤギの誕生を祝い、はためいているよう。季節感、空気感があり、ゆったりとした時間が流れる。

 県本部委員長賞「のぶ地蔵夜祭り」 穐山 克良(宇都宮支部)

延生地蔵尊の相性で知られる、子授かり、安産の御利益祈願の芳賀町の城興寺、盆踊りの算段のやぐらからの太鼓や笛の音が届く。そろいの浴衣で躍る人をフレーミングよく切り取った。

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2022/08/01
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