総評+上位入賞作品講評
令和元年9月15日(日) 宇都宮文化会館
審査:渡辺幹夫
総評:
実りの秋、スポーツの秋を迎えて、わたしたちの感動を呼び起こすさまざまな光景が繰り広げられています。はたまた自然災害がもたらす甚大な被害に、人間の英知の無力さや限界を感じます。
時代は平成から令和に変わりました。人々の営みを写真に切り取り、どう伝えるのか。そして観る人にどう伝わるのか。時代が変わっても永遠の課題ではないでしょうか。
今年も栃木県本部の作品に触れる機会を得ました。テーマ性を持たせた組み写真が多い中、時の変化を感じ取れるような一枚の写真にも注目し、各賞を選考しました。完成度が高いことには越したことはありませんが、少々荒削りながらも観る人を大胆に引き寄せる魅力ある写真にチャレンジしてみてください。構図、アングル、色合いなど写真の面白さは無限です。さらなる精進を期待しています。