講評 写真家・斎藤康一
今回も各地の祭りやイベントを網羅した優れた作品が数多く応募され、いずれも楽しさや興奮振りが画面いっぱいに拡がり、甲乙つけがたく、その表現も優れた作品が多く選考には苦慮させられました。ただ残念に思ったのが応募者が関東に集中してしまい、他の地方からの人々の作品も見せてもらいたいと思いました。
花火をバックに歩く人々、御輿の位置、後に続く提灯、そして人々の流れ、やや低めな撮影ポジションは最高、その上で花火の煙が右に流れ人々とのバランスも良く、天地の黒のトーンの出し方、実に見事な作品と思いました。