【審查委員】
榎並 悦子 (写真家、全日本写真連盟副会長)
秋元 貴美子 (日本大学芸術学部写真学科教授、写真家)
元田 敬三 (写真家、大阪芸術大学写真学科客員教授)
椙野 充義 (高等学校文化連盟全国写真専門部事務局長)
越田 省吾 (朝日新聞東京本社映像報道部長)
橋本 弦 (朝日新聞大阪本社映像報道部大阪担当部長)
山中 健次 (全日本写真連盟理事)
久松 弘樹 (全日本写真連盟総本部事務局長)
※敬称略、肩書は審査当時
「全日本写真展2026」(全日本写真連盟、朝日新聞社主催、全国高等学校文化連盟後援)の審査が
朝日新聞東京本社で行われました。「身のまわりのくらしや風俗から経済・政治まで、独自の視点で
『いま』を切りとる」がテーマ。応募者1,105人、応募作品3,392点から、入賞作品88点(一般の
部 54点、中高生の部 34点)が選ばれました。
【総評】
これまでは既視感のある作品や祭りなどの写真が多い印象だったが、今年は祭りを撮るにしても、組み写真にするなど、自身の視点を生かした秀作が目立った。イベントそのものの記録にとどまらず、「個人のいま」をどう切り取るか、という作者たちの試行錯誤がみられた。
一般の部では、大人としての視点でストーリーを捉えようとしていた。結果、人間味あふれる作品の数々がうまれていた。個人の人生に触れ、写真を通して人と触れ合いたい、という思いが応募作品から伝わってきた。
中高生の部では、中学生からの応募もあって良かった。部活動という限られた時間で、新しい発見をし、大人が驚く表現もしていた。上手に撮影できている印象だ。組み写真が多かったが、組むには一つのテーマやコンセプトが大切だ。何を伝えたいのかを明確にすると、さらに良くなるだろう。無理に組み写真にする必要はない。単写真、2枚組みでもいい。自分の心が動いた瞬間に何よりも忠実になって、シャッターを切って欲しい。
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