全日本写真連盟

第55回西部写真コンクール

全国の写真愛好家を対象にした「第55回西部写真コンクール」(全日本写真連盟、朝日新聞社主催)の審査が朝日新聞東京本社であった。写真家で全日本写真連盟副会長の榎並悦子氏が審査し、35点の入賞作品が決まった。北海道から沖縄まで、全国から1千点を超える作品が集まり、最高賞のグランプリには池田隆夫さん(山口県下松市)の「通学路」が選ばれた。
 入賞作品を展示する写真展は、9月30日~10月5日、北九州市小倉北区のリバーウォーク北九州5階「北九州市民ギャラリー」で開かれる。エプソンフォトグランプリ2025のネイチャー部門で優秀賞に輝いた藤脇正真・総本部委員の組作品「アリのままに。」の全35枚も同時展示される。

 グランプリ「通学路」 池田隆夫(山口県下松市)

名勝・錦帯橋が舞台ですね。小学生たちが日々の通学に使っているという新鮮な驚きと、ランドセルを背負った後ろ姿が微笑ましくも思える作品です。橋の曲線の切り取り方、橋の手前と奥での明暗差のつけ方など、巧みな技術で素晴らしい作品となりました。

 ネイチャー大賞「眺望絶佳」 平方豊(大分県杵築市)

日の出のシーンを沖合の岩場に建つ鳥居とうまく絡めました。朝焼けだけでも美しいのですが、偶然飛んできた鳥が画面に入ったことで、静的な空間に生命観が加わり、早朝の清々しい一枚となりました。

 スナップ大賞「針仕事」 中澤福美(香川県小豆島町)

指先だけをアップで狙った画面構成で、重ねた年輪が強く感じ取れる作品に仕上がっています。細い針穴に何とか赤い絹糸を通した瞬間を撮影。長年針仕事をしてきた方への畏敬の念が現れています。

 アニマル大賞「冬毛のぬくもり」 小島典子(北九州市八幡西区)

冬毛のふかふかなぬくもりが伝わってきます。周囲の枯れ草とキタキツネの同系色に中に、ペロッと出した赤い舌が「紅一点」となり、目を引く作品となりました。尻尾のくるんとした感じもいいですね。

 フェスタ大賞「拍手喝采」 鈴木正俊(愛知県豊田市)

子供歌舞伎の一コマでしょうか。顔の半分が隠れた瞬間を狙ったことで、扇子を持つ手に目が行き、洗練された所作が際立つ傑作となりました。「拍手喝采」というように、周囲の観客の喜ぶ雰囲気も伝わってきました。 

 入選

「波紋」 岡部政雄(北海道江別市)

「脱け殻のにぎわい」 米塚孝治(青森県中泊町)

「未来へ」 竹内誠(茨城県石岡市)

「仲良し姉妹」 正法地健(千葉県船橋市)

「我ら鎌倉もののふ隊」 網代邦夫(横浜市旭区)

「忍び足」 伊藤博(神奈川県相模原市)

「視線」 渡辺義之(神奈川県相模原市)

「深まる秋」 曾我爲吉(岐阜県多治見市)

「ファミリー」 外勢肇(愛知県春日井市)

「三寺まいり」 磯貝美代子(愛知県豊明市)

「シルエット」 佐藤香代(三重県桑名市)

「見物」 羽根和子(三重県桑名市)

「女神の風」 足立和子(大阪府富田林市)

「熱狂」 紙田タカシ(神戸市北区)

「朝日に輝く森」 河野サエ子(山口県下関市)

「奉納演武を終えて」 木村信夫(山口県下松市)

「おねだり」 井生よし江(山口県周南市)

「休日」 田羅間カトリ(香川県丸亀市)

「鼓動」 井上勝子(北九州市小倉北区)

「春を告げる一礼」 倉重悦子(北九州市小倉南区)

「光の中で」 川島幹夫(福岡県八女市)

「西日の頃」 樋口洋光(福岡県筑後市)

「飛ぶ宝石」 白川勉(福岡県みやこ町)

「山鹿灯篭っ娘」 妹脊浩(佐賀市)

「渓谷のジュエリーアイス」 保田周一(熊本県八代市)

「厳寒」 石原幹生(熊本県荒尾市)

「老練」 坂本良臣(熊本県玉名市)

「勇姿」 山根博義(大分市)

「ママー助けてー」 吉岡邦好(大分県中津市)

「ひと休み」 柳田豊(鹿児島市)

全日本写真連盟からのお知らせ

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19/4/26 初心者向け写真撮影ガイドブック 発売中
総本部
19/2/15 「全日写連」ルールについて
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2022/08/01
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