第73回朝日写真展には、全国41都道府県から293人、1250点(組み写真は1点とみなす)が寄せられました。審査の結果、朝日大賞には秋澤亨三さん(香川県丸亀市)の「ひととき」が選ばれました。
【総評】
都会を離れ地方に行きますと、その町の風俗や、地元の人々の温かいおもてなしに出会う事があると思います。そして都会では見られない素晴らしいモチーフにも出会う事があります。今回の「朝日大賞」になった作品もそうですが、強い絆を感じさせ、そして暖かい温もりが伝わってくる作品だと思います。このような作品がもっとあってもよいのに、と思うのですが地方の方の応募が少なくて残念でした。もっと多くの応募を期待したいものです。またその他の作品について感じたことは、皆さんが広い範囲で活躍されていて、いろんな被写体が写し出されているのが目につきました。そしてまたモノクロ作品も多く見られたように思いましたが、今後も自分の感性を生かした新しい視点でチャレンジしてもらえたら、必ず良い結果が出ると思います。(総本部理事 北谷弘)