「家族」「友人」をテーマに募集した「トライ!フォトコンテスト2015」(朝日新聞社・全日本写真連盟西部本部主催、エプソン販売株式会社協賛)の審査がこのほど行われ、37点の入賞作品が決まった。
沖縄から北海道まで、全国の写真愛好家から1005点の応募があり、最優秀の金賞には熊本県山鹿市の緒方賢子さんの作品「幸せいっぱい」が選ばれた。
公園で戯れる親子三代の姿を捉えた作品に審査員は「まさに家族愛。心が和むいい写真です」と評した。
審査は、全日写連西部本部の松本昭和、渕上忠臣の両委員と藤脇正真事務局長が担当した。
入賞作品展は、7月16日~21日、北九州市小倉北区のリバーウォーク北九州4階「朝日さんさん広場」で開かれる。
逆光気味の光線が効いています。
親子三代で、おばあちゃん、孫、お母さんのそれぞれの動き、表情が「家族」というものを物語っている。
そんな一瞬を切り取った素晴らしい作品です。
笑顔で見つめ合った姉弟。
その二人を暖簾の歌舞伎役者が抱きかかえる。という面白い構図です。
作者の目の付けどころに頭が下がります。
親子なのか、友人なのか、恋人なのか。
左右対称のコイの姿が実に面白い。
タイミングもばっちりで、周囲の黒さも効いています。
自撮り棒を使って記念写真を撮る、という今時の若者の姿をうまく捉えています。
生き生きとした若さあふれる笑顔がいいですね。
女性の美しさと派手さに目を引かれました。
きらびやかな衣装、奇抜な髪形、背景の赤い唐傘、両端にいる男女の表情と、すべてが中央の女性を引き立てています。
まさに「和気あいあい」の家族写真です。
それぞれの表情や足の動きに加え、背景のぼかしもいいですね。
お腹の中のもう1人の家族の存在が効いています。
おじいちゃんの格好、表情が何とも言えません。
背景にある干し柿、麦わら帽子が画面を引き締めています。