審査 関東本部委員 守屋喜彦
総評
日頃から積極的に長野県内外の撮影チャンスを探して活動する会員の皆さんの様子が作品を拝見する中から伝わってきました。
長野県内は広大で、四季の自然風景も美しく、また年間を通じての伝統的行事も多いので、作品作りには事欠かないせいか、素晴らしい作品が沢山応募されておりました。
審査に当たっては、印象強く心に残り、撮影者の個性の感じられる作品を選ばせていただきました。
長野県内には多くの獅子舞保存会があって、獅子舞フェスティバルも開催されています。この作品は飯田市上村中郷の保存会の演舞の際の出来事を撮影した作品ですね。獅子と犬のにらめっこはまさしく「ハプニング」です。折よく素晴らしい撮影チャンスに恵まれ、的確なフレーミングで撮影できた秀作です。
新潟県小千谷市の闘牛場で開催されている闘牛「牛の角突き」の作品です。この作品は、モノクロ作品としてもまた組写真としても良く皆さん発表されていますが、カラー作品として、激突する牛の様子と、牛のオーナー達の泥にまみれての介添えの様子が、しっかり勇ましく表現できています。
イルカのパフォーマンスを巧みなフレーミングで、しっかり切り取ったダイナミックな作品です。イルカが共演の女性トレーナーを跳ね上げた瞬間で、作品最下部の水飛沫(みずしぶき)はやや露出オーバーですが、撮影の難しい被写体に良く挑戦されたと思われる素晴らしい作品です。
「道祖神の春」 川崎克之(安曇野支部)
残雪の常念岳を背景に、二本の桜が満開でその間に2基の道祖神を配した、そんな風景が手前の水面に写り込んで、これぞまさしく安曇野を象徴する優秀な作品に仕上がっております。