全日本写真連盟

2023青森県の風土を撮ろう

審査 関東本部委員長 江連康晴

【総評】
「青森県の風土を撮ろう」といったテーマで会員の皆さんから96点の作品が応募されてきました。どれも素晴らしい風光明媚な風景作品と神事にまつわるお祭りなどのスナップショットが多く出されていました。青森県ならではの素晴らしい被写体を再認識させられました。何も有名な所へ足を運ばなくても、地元に目を向けてみれば作品になる被写体が多くあります。自分の心に感じる感動をどう伝えるか写真表現のオリジナリティ作りを心掛けてください。これからも仲間とともに写真を楽しく続けていってください。継続は力です。力作を期待しています。

 最優秀賞「蔦沼に虹」 逓駅隆英(東北町)

真っ赤に燃えるような紅葉が光り輝いている上に虹がかかっています。自然の一瞬のなせる技をなんとも見事にカメラに収めました。手前にさざ波が立ち、奥に誘われていくようで、水鏡となったところに赤く映り込んだ紅葉と白く光る幹も印象的です。

 朝日新聞社賞「夏の種差海岸」 鈴木耕二郎(八戸市)

一見、絵葉書的で日本とは思えないような海岸です。プライベートビーチのような場所で泳ぎを楽しんでいる子供たちの配置と浮き輪のカラフルさが、この作品の美しさを際立てています。

 全日本写真連盟賞「御田植を終えて」 藤林哲夫(弘前市)

女性三人、男性二人がリズミカルに祭り行事を終えて歩く姿が目を引きます。背景には岩木山。雲の形もリズミカルで作品全体が美しく、どこか不思議な童話の世界観を醸し出しているようだ。

 青森県本部長賞「ねぷたの親子」 長尾義彦(弘前市)

ぼんやりとしたねぷたの背景に、手前にシルエットで映し出された親子が印象的です。背景のねぷたが、親子に対して「よく観に来たな~」と言わんばかりに見ているような感じで、青森のねぷた祭りでの光景をうまく表現しています。

 特選

「無病息災」 福田修逸(蓬田村)

「雪上登山」 山口和男(平川市)

 佳作

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2022/08/01
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