九州・沖縄・山口に限定した風景写真コンテスト。会員の要望に応え、福岡県本部が初めて企画しました。多くの応募作品の中から、古閑マス子さん(北九州市)の作品「命」が最優秀賞に輝きました。そのほかの賞は、特選3点、秀作10点、入選15点です。
審査 福岡県本部委員長 黒水律子、総本部委員 山口博信、植松佳春、米子浩幸
講評 総本部委員 米子浩幸
樹齢数百年であろうガジュマルの木の生命力がよく表現されている。少し離れた石門を右側に配置することにより、遠近感も感じられる。モノクロ化でさらに力強さを増し、最高賞にふさわしい作品となった。
平尾台の奇岩にコデマリが咲いている珍しい風景をうまく捉えた。魚眼レンズを使い、岩のデフォルメを強調した表現は秀逸だ。左上の夕日と不気味な雲で、より迫力ある作品となった。
荒れている海の躍動感をスローシャッターでうまく表現している。海全体ではなく、舞い上がったしぶきにだけ光が当たる瞬間を狙った。これが躍動感と立体感を増し、傑作を作り上げた。
阿蘇・草千里の上空に広がる天の川を捉えた神秘的な作品です。無風状での撮影で池に映っている星が、静寂を感じさせる。恵まれた撮影条件を見事モノにした一枚だ。