全国の中高生を対象に、食にまつわる写真をテーマにした「第1回おいしい記憶フォトコンテスト」がキッコーマン株式会社と全日本写真連盟の主催で開催されました。
160校398人の応募があり、その中からグランプリ1点、準グランプリ3点、入選10点、キッコーマン賞20点が選ばれました。
グランプリは矢代茉鼓さん(東京・富士見高校)の「Hyvää!」に決まりました。おめでとうございます。
結果は朝日新聞朝刊にも掲載しています。
Hyvää!!!!!!(美味しい!)フィンランド留学初日に感激した美味しい料理!ホストファミリーと囲んだ初めての食卓!日本とは全然違う食文化。合わなかったらどうしよう…と出国前に心配していたけれど…。そんな心配ご無用!!フィンランド料理が大好きに!!なんといっても、賑やかな家族と一緒だからこそ、よりいっそう、美味しく、幸せに感じられるのでした!
夏休みに帰省していた、母方の3歳の従姉妹を撮りました。父方の私の祖父母の家で栽培している巨峰を、自ら収穫した喜びをお母さんに自慢している可愛らしいシーンだったので思わずカメラを向けてしまいました。目線の先には、微笑んでいるお母さんの姿を想像してみてください。
祖母と一緒にすき焼きをつついた正月、写真好きな僕はこの食卓と家族を記録に残そうとカメラを握った。それは、家族と食事を楽しむ日々も残り少ないからである。僕は春から大学生。地元を離れ一人暮らしを始める。祖母の家の電気鍋はレトロな一品。その鍋で作られるすき焼きと祖母が炊く白米は絶品だ。写真を撮る中、妹が発したひと言、それがこのタイトル。僕はカメラを握る手を箸に握り替えた。家のおいしいを学んで巣立ちたい。
「放課後の寄り道」 海保優月(茨城県立下妻第二高校1年)
放課後小腹がすいてふらっと立ち寄ったコンビニで冬ならではの肉まんを友達が食べているところです。美味しい記憶というのは案外近くにもあるものだなとあらためて思いました。
「母の手」 宮澤里歌(星野高校2年)
晩御飯の支度をする母の手を見て、この手が毎日私のおいしい食事やお弁当を作ってくれているのだと改めて感じたため、自分はいつも親の愛情を受けて育っているということを忘れないよう写真に収めた。
「タコぷー」 佐藤香南美(東京都中央区立銀座中学校2年)
オムライスを作ろうとしました。卵を焼いてご飯を載せたらご飯の量が多すぎて卵で包めない事に気がつきました。どうしようと考えた結果、皿の上にひっくり返してのせればいけるのではと考え実行しましたが、穴が空いてしまいました。失敗したとバレないようにケチャップであたかもわざと穴を開けたように見せました。その偶然からタコぷーが生まれました!
「祖母」 辻川雄斗(浪速高校3年)
私にとってのおいしい記憶は料理をする祖母である。祖母は何を作っているのだろう。朝ごはんを作っているのかもしれないし、晩御飯にカレーを作っているのかもしれない。もしかすると私が塾に持っていくおにぎりを作っているのかもしれない。モノクロだし、撮った時間も覚えていない。正直分からない。ただ確かなことは、祖母は私のために料理をしてくれている。そして、祖母の料理はいつも美味しい。それだけだ。
「よくばりなフリ」 二藤ふうら(大阪府立工芸高校2年)
後ろにうつっている友達にちょっとこれ持ってて!と言われて持っているだけなのに、2つも食べるん?!食べ過ぎやろ〜とふざけ合いながら撮った一枚です。
「がぶり」 大西 優(市立札幌開成中等教育学校5年)
夏休みに家族みんなでドライブに行った時に立ち寄ったサービスエリアでの写真です。お母さんが作ってくれたおにぎりを青空の下で食べている弟を見て、自分が作ったわけではないのに何だか温かい気持ちになったのを覚えています。
「未来を見つめて」 久保田瑛人(宮城県白石工業高校1年)
この写真に写っている3人は、全員スキー初心者で、午前中だけで何回も転びました。そしてお昼になり、僕を含めた4人で食堂のご飯を食べに行きました。みんな失敗続きだったため、ネガティブになっていたのですが、食堂のご飯を食べると、みんな「おいしい」と笑顔になりました。そして、一番手前の友達が、「午後からは滑れるようになるぞ」とみんなを励ますように言っていたので、これはチャンスだと思い写真を撮りました。
「そう願ったけどぉ、原木かよ。」 吉田真彩(常総学院高校2年)
生ハムを思う存分食べたいとサンタにお願いしました。なんと生ハムの原木が届き、クリスマス・年末年始はハム三昧でした。ハムのカットはとても危険で難しいものでした。
「おいしいね!!」 佐藤光莉(栃木県立鹿沼商工高校3年)
これは、学校近くのから揚げ屋さんの写真を撮影しに行った時の帰りに撮った写真です。から揚げ屋さんの店主が、撮影後の学校に帰る際に「おつかれさま!」といって揚げたてのから揚げをいただきました。撮影後はとてもおなかがすいていたため、3人で食べて帰りました。その際に2人がとても美味しそうに笑顔で食べている姿を見て高校でのよい思い出の一つだなと思い、この写真を撮りました。
「独り占め」 堀口璃桜(群馬県立富岡実業高校2年)
スイーツを頬張っている少女と、それを羨ましそうに見つめる、高校生の日常を撮影しました。食べている彼女の嬉しそうな表情の一瞬を見逃さず、カメラに収めることができました。
「至福のクリーム」 早坂 翼(東京電機大学高校3年)
家族でクリスマスに出かけた時、歳の離れた妹が、僕の食べているガトーショコラの上のホイップクリームを欲しがったので、あげた時の瞬間です。すごく嬉しそうで、可愛かったので撮りました。
「職人の朝飯」 田中湊一朗(東京都立久留米西高校1年)
久しぶりに家族で出かけた際に撮りました。朝からラーメンを食べる父には少々驚きましたが、久しぶりに家族で出かけたことに気づき飯を食べることによって会話も弾むなと良く思いました
「6等分の花束」 片山 昴(日本航空高校1年)
初詣帰りに祖父からもらった林檎は自分の中の初日の出。この初日の出でタルトを作ることにした。最初は難しそうに思えたが、いつの間にか林檎の花畑ができていた。その日の夜、母と一緒に6等分にして食べ、翌朝父から「美味しかった!」と一言。残りを祖父の家に持っていくことに。祖父母がタルトを見た途端「花束みたいですごい!」と褒めてくれた。 家族と食べたタルトはミントとレモンでさっぱりして、ほのかに甘かった。
「こぼれる笑み」 箕浦光里(岐阜県立東濃実業高校1年)
私には大学1年生の姉がいて、通学の関係でいつも遅くに帰ってきます。私も忙しくなり、別々の時間に食事をとるようになりました。この写真は、家族全員が揃った久しぶりのカレーを前にして、笑顔になった姉の1枚です。甘口と中辛のカレールーを混ぜ、具材がゴロゴロ入ったうちのカレーはまさに家庭の味です。家族の他愛のない話を聞きながら、にこにことスプーンを進める姉を見て、私はあたたかい気持ちになりました
「今日はいちご食べ放題‼」 中川 紗(京都聖母学院高校1年)
冬休みにいちご狩りをしに行ったときに撮りました。視界に映るいちごがたくさん実っている光景や、自分で選んで取って食べる楽しさ、無限に食べれるという幸福感が最高でした。何種類かのいちごがあって、食べ比べをしたりしました。正直、味の違いはあまり分かりませんでした。でも、どれもすごく甘くて美味しかったです!
「完食まであと少し!」 伊藤佳穂(帝塚山学院中学校1年)
クリスマスパーティーのときに、「お野菜食べないとケーキ食べられないよ。」とお母さんに言われ、急いで食べていたときの様子です。急いでかきこむ2人を見て、お母さんやお父さんが笑っていました。
「1年に1回の幸せ」 奥田一紗(香川県立多度津高校1年)
1月1日に祖母の誕生日で記念に撮影しました。その時祖母もとても喜んでくれました。題名も誕生日は1年に1回なので「1年に1回の幸せ」にしました。祖母の笑顔がみれてとても嬉しいです。
「初めてのお味は?」 正 珀音(香川県立多度津高校1年)
まず見て欲しいのがこの表情です。この驚いている顔に惹かれ、撮影しました。題名の「初めてのお味は?」は、お食い初めの様子から付けましたが、楽しい一時でした。
「餅つきの醍醐味」 田淵羽南(聖和女子学院高校1年)
毎年恒例のおばあちゃん家での餅つきの写真です。餅つきでは大量に餅をつきおばあちゃん、母、私でこねています。毎年、できたて熱々の餅を熱がることなく作っていくおばあちゃんを尊敬しています。今年写真部に入部したことでおばあちゃんの餅を頬張る可愛い笑顔を撮ることができました!