全日本写真連盟

2023年山梨県本部春季合同撮影会

審査 関東本部委員 長沼勝

作品作りに夢中になっている様子が強く感じられました。コロナも少し落ち着いて、行楽の人達もマスクが無く表情を捉えることができた様子でした。ただ残念なのは撮影会当日は陽射しが弱く陰影のつかない状況でしたので、全体的に主張できている作品が少なく感じました。レタッチ技術でカバーできる事が多々ありますから、皆様ぜひ挑戦してみてください。

 推薦「仲良し兄妹」 中村 充(勝沼支部)

お兄ちゃんの表情、妹の笑顔、日頃からの仲の良さが伝わる良い感じの瞬間を捉えました。赤い服も画面を引き締めていますし、画面に無駄がなく作者の主張が出ていて素晴らしいです。

 朝日新聞社賞「大地を踏みしめて」 小松喜久治(南アルプス支部)

相手の目の高さで写す、話しかける、人物撮影の基本がよくできています。拡大すると瞳の中に撮影者の顔が見えるようです。顔の位置も中央から少し左に寄せて日の丸構図を避けています。

 全日本写真連盟賞「堂々と」 磯野正義(甲府支部)

タイトル通りの力強さ。堂々としています。角、眼光、頑丈そうなサイの顔を想像させます。無駄無く切り取り、構図を決めていることは素晴らしいです。ただ色合いには注意してください。モノクロで挑戦するのもいいかもしれません。

 特選「クジャクドーム」 依田辰男(南アルプス支部)

被写体を見つける眼力の勝利です。シャッターを押す前から仕上がりが想像できていたと思います。着眼点が素晴らしいです。

 特選「硝子の向こうに」 頴原 学(勝沼支部)

この作者も被写体を見つける眼力の持ち主です。障子の木枠は必要ないでしょう。そして障子紙の色をもっと明るくしましょう

全日本写真連盟からのお知らせ

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19/4/26 初心者向け公式写真撮影ガイドブック 発売中
総本部
19/2/15 「全日写連」ルールについて
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2022/08/01
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