審査講評 関東本部委員長 江連康晴
今回の支部対抗写真コンテストのテーマは「素晴らしい福島」。福島県を代表する風景や祭り、神事、イベントと多岐にわたり、各支部からの力作が多く出されてきました。今までになく力作が多く審査するのに悩みながらも楽しんで選出した次第です。福島ならではの自然と風景、生活感あふれる景観等々の中から最優秀賞には「我ら90才」を選びました。現在の後期高齢者の姿を写し作品にしています。元気はつらつ100才人生も現実の世界になりつつあります。「素晴らしい福島」がここにありました。会員の皆さんも元気で楽しんで写真を続けてください。
この作品を見て思わず笑みがこぼれてしまいました。90歳の高齢者が集まって麺を高く掲げて「太く長く」、と言わんばかりに祝福している楽しそうな表情がしっかりと写っている。高齢化社会の中で人生を謳歌し、まだまだ元気で楽しめる喜びに満ち溢れている表情が表現されました。
最初、作品を観た時には海辺の光の反射かと思いましたが、太陽光発電での反射だということがわかりました。作者は災害からの復興が自然エネルギーになったことと街の復興につながるインフラができた喜びを狙いとしているのだと思います。日の出の太陽も「復興の夜明け」と言ことにつながり功を奏しています。