審査 関東本部委員長 江連康晴
今回福島県本部支部対抗写真コンテストに69名、314点の作品応募がありました。
福島県らしく地元の風光明媚な地の利を生かした風景作品など多く出されていました。いつもながらすばらしい作品がでてきましたが、どこか見たことのあるような二番煎じの作品も多く、その中でも作者のオリジナリティあふれる狙い通りの新たな表現作品を選ばせていただきました。
今後も地元の良さを強調する「素晴らしい福島」を自らの視点で切り取り作品化していただきます様、期待しております。
優勝:伊達支部 2位:須賀川支部 3位:郡山支部
オーソドックスな白と黒の世界的作品ではありますが、雪の質感と背景を入れて奥行き感を増し、シンプルにまとめ上げているのが良いです。ポンプ小屋を取り囲むように雪の積もったZマークのような頂に光の線が輝いているのがとても印象的です。静寂感の中に温かささえ感じてきます。
ユリの花を前ボケにしてその場の状況を強調し、右上には握りしめる二人の手を見せて花のように美しく、いつまでも素晴らしい人生を上り詰めていく感じがします。とてもインパクトのある見せ方が目を引きました。いつまでも仲良く人生を謳歌していただきたいですね。