審査 写真家・関東本部委員 織作峰子
<総評>
全日本写真連盟100 周年記念というメモリアルな年に審査員を務めさせていただけることを嬉しく思います。
新潟県の写真愛好家の皆さんの作品には、豊かな土地の魅力を感じる作品がたくさんありました。自然や祭りなど、文化的でいい意味での素直な作品が多く感じられました。言い換えると、〝写真らしさが表現された作品“が多いという意味です。写真の根本がここにあると思います。審査結果は審査員により変わるとは思いますが、自分を信じて写真を愛し続けてください。それが私の願いです。
主役が牛です。このような作品の場合には人物を主役にしたがるのですが、圧倒的に牛の存在感が強く、控えめに覗く少女の姿が自然体でよいです。壁の黄色や干し草の白いカバーもポイントになりました。レンズの使い方も上手です。
タイトル通り心躍る瞬間に出会ったのだと思います。春に降った雪なのでしょうか。雪に覆われた花のやわらかな桃色が美しく、雪深く積もった遠くの山並みに光が差しています。予期せぬ自然の恵に感動されたことでしょう。