全日本写真連盟

第5回千葉の鉄道・乗物写真コンテスト

[総評]  写真家  原 繁 氏

 「鉄道」編は、千葉県は全国的に有名なので、いろんな人が撮って発表しています。ここで考えることは、自分のオリジナリティを出す工夫をしてみてください。自分は違う写真を撮るぞ~と言いながら撮るのも一考です。「乗物」編は、撮影対象が広すぎたみたいで、絞り込みができていなく、分かりづらく、散漫になっていました。ここが残念。
 来年もこのコンテストがあると思うので、「乗物」というテーマを頭の隅に置いて、今日から締切日まで撮ってみてください。普段、撮り溜めしている写真の中から、「乗物」が写っている写真を選んで応募しても入選しません。
 最後に、入選した人は、人物をうまく「鉄道・乗物」に取り込んでいます。人物撮影に苦手意識がある人は、「点景」から始めてください。

 最優秀賞「桜に滑り込み」 南雲誠(我孫子市)

小湊鉄道の飯給駅での撮影は超有名な場所で、水田に映る桜と列車のコラボは定番の写真です。定番スポットで撮る場合は、自分だけのアングルや構図で撮るぞ!というチャレンジ精神が肝心です。この写真は、他のカメラマンとの場所取り競争に遅れたんでしょうか?でも最前列から取れなかったのが幸いして、この写真が撮れました。シルエットになったカメラマンと左右に広がったカメラの液晶画面の明るさがアクセントとなってくれました。マジックアワー(ブルー)の時間帯に撮っていたから、桜、車両のオレンジ、水田の映り込みが際立っていました。惜しかった点は、肝心の車両がブレ過ぎ、シャッタースピードをもう少し速くしたら、全体の構図に安定感が出ました。

 朝日新聞社賞「ツーショット」 久富智俊(市川市)

このカメラマンとモデルはキハ200形ツートンカラーの列車を背景にして、ポートレートを撮影しているシーンでしょうか? 飯給駅でちょっと止まっている列車を撮影していたら、「こんな面白い場面に出くわしたよ」。偶然を捉える瞬発力が素晴らしい。すぐに、水田にこの場面が映るように縦位置撮影をしていました。もう一つ、列車内のカップルが撮影風景を見ていたのも良かったです。鉄道スナップは、タイミングと運に左右されるところが大きいですが、ちゃんとこれを味方につけていました。

 全日本写真連盟賞「クロス」 及川世紀子(松戸市)

車両基地の切り替えポイントで撮った写真でしょうか?画面2/3に配置したレール群のユニークな形と光に美を感じました。残り画面1/3にキハ200型のツートンカラーの列車を左右の端に寄せたので安定感が増しました。レールの中央からのポジションとアングルとシンメトリックは、私も好きな撮り方でした。酷な話ですが、猫、乗客、駅員が写っていたら最高な写真に仕上がりました。いつも、撮影で「何か足りないなー?」と思い続けていると、いつかは出くわします。

 優秀賞「いずこへ」 川久保孝行(埼玉県春日部市)

 優秀賞「鳥居のフレーム」 遠藤慧宗(東京都台東区)

 特選

「笑顔車掌の声掛け」 安間光雄(習志野市)

「出漁」 歳森進一郎(佐倉市)

 準特選

「疾走」 浅見行男(八千代市)

「実りの季節」 坂部昌也(習志野市)

 入選

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2022/08/01
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