◇ 審査・講評 関西本部委員 田中 賢
●1席:西尾 透 (出雲市)
●2席:青木一美 (松江市)
●3席:藤江松男 (出雲市)
●4席:三島しげみ(出雲市)
●5席:本木儀和 (松江市)
現代においても写真は真を写さなければならないというカメラ愛好家がいますが、カメラというものは表現のための機械であると思います。この作品はカメラによって花や花瓶を抽象化した完成度の高いアート的作品です。
オタマジャクシからカエルに成長する過程の「オタマガエル」とも言いたくなるような生き物が、柔らかい斜光を受けて蓮の葉の茎を登っている姿に生命のエネルギーが感じられ、たくましく生きて欲しいと願う気持ちになります。