「全日本お城写真コンテスト2023」には 147人、457点の応募がありました。審査の結果、最優秀賞に河田 守さん(愛媛県)の「水面に映える」が選ばれました。
【総 評】
『全日本お城写真コンテスト2023』へ素晴らしい作品をたくさんお寄せいただき、誠にありがとうございました。 今回は、城=天守とうイメージから脱却し、城が本来持つ風景や意味、それを造った工人の痕跡を見つめるなど、多様な視点から城を捉えた作品が多く、どの作品も豊かな表現力があふれ、選出するのに苦労致しました。 皆様の芸術的な感性と技術力、そして情熱が伝わってきます。城の特徴を見事に引き出し、鑑賞者にその素晴らしさを伝える力は、まさに城の文化を象徴しているかのようです。 今回の皆様の素晴らしい作品に感謝致します。 (城郭写真家 岡 泰行)
◇審査委員
審査委員長 岡 泰行 (城郭写真家)
林 栄之 (全日本写真連盟総本部理事)
澤野 二朗 (全日本写真連盟総本部理事)
山中 健次 (全日本写真連盟総本部理事/関西本部委員長)
中田 徹 (全日本写真連盟関西本部長)
◇ 講評 審査委員長 城郭写真家 岡 泰行
(敬称略)
<主催> 全日本写真連盟関西本部 朝日新聞社
<協賛> 株式会社エツミ ハクバ写真産業株式会社
撮影地:大洲城
生き生きと描かれた肱川、凛とした佇まいを見せる大洲城。 静と動が交錯する光景が美しき城の息吹を伝えている。
撮影地:江戸城
江戸城伏見櫓の煌めく光に導かれ、軌跡を辿る鳥。 色彩を描く鳥はまるで光の魔法に魅せられたかのよう。
撮影地:山形城
繊細な手仕事と緻密なデザインが、城へと誘ってくれるかのよう。 石垣の化粧を捉えたリズム感あふれる作品。
撮影地:大阪城
桜で彩られた曲輪と堀が連続した、都市に生きる大城郭。 累々とした大阪城らしさを北側から見事に捉えた作品。
撮影地:高取城
時を超え歴史が息づく古城が山中で過去の栄華を物語る。 霧の中に浮かぶ石垣の造形美を見事に捉えた作品。
「天下人がみた風景」 栃木 伸夫(栃木県)
撮影地:岐阜城
「我こそが一番槍!」 nanazo(千葉県)
撮影地:掛川城
「艶」 本荘 良智(東京都)
撮影地:金沢城
「月は写っていませんが、、、」 奥津 剛(神奈川県)
撮影地:岐阜城
「舟上の桜人」 北嶋 彰夫(神奈川県)
撮影地:姫路城
「未来への扉」 斉藤 賢一(神奈川県)
撮影地:浜松城
「雨上がり」 中村 一雄(福井県)
撮影地:大野城
「大好き!!松本城」 朝井 美紀子(長野県)
撮影地:松本城
「冬晴れの朝」 @yanna_on (長野県)
撮影地:松代城
「雪の福知山城」 木﨑 誠(三たん地方)
撮影地:福知山城
「そびえ立つ石垣」 塩見 芳隆(京都府)
撮影地:彦根城
「新古相見」 馬場 章夫(大阪府)
撮影地:福山城
「山城を渡る」 今井 秀幸(兵庫県)
撮影地:竹田城
「優美な土塀坂」 細川 慶治(兵庫県)
撮影地:姫路城
「岳頂の石垣」 宮田 敏幸(兵庫県)
撮影地:宇江城
「黄昏」 土井 啓州(岡山県)
撮影地:津山城
「金城鉄壁」 永濱 富士雄(広島県)
撮影地:福山城
「お城で歓迎」 小泉 次郎(愛媛県)
撮影地:大洲城
「石垣越しの熊本城」 牛嶋 真実(熊本県)
撮影地:熊本城