全日本写真連盟

山梨写真サロン2025

審査 長野県本部委員長 吉田照人

【総評】
 今年の山梨写真サロン審査を終えて一番感じた事は、前回よりもプリント用紙の種類が多くなったことです。それに伴なって仕上げについても応募者が見せる作品に対する意識が強くなってきた事はよかったです。
 写真のジャンルでは例年通りネイチャー作品が多く集まりましたが、人物を写し込んだ作品についてはお祭り、行楽地、地域のイベント等に限られてきた傾向を感じました。肖像権の問題等で一昔前に比べて街中でのスナップが写し難しくなって来ましたが、時には目線を日常の家族をモデルにしての作品などもお勧めです。
     

 朝日大賞「夏雲湧く」 作地正健(韮崎市)

緑色に伸びた農作物の背景に見える山頂から青空へ向かって湧き上がってくる積乱雲を実に見事な色調に仕上げました。水平が若干左下がりですが暑い夏の日の様子が伝わってくる力強い作品です。

 朝日新聞社賞「陽光の中で」 磯野正義(甲府市)

消防団が地域で行うはしご登りの場面ですが、太陽の光を浴びながら体をしならせてポーズが決ったシーンを縦位置で上手く捉えました。若葉をつけた木立の背景も良い季節感を演出しています。

 全日本写真連盟賞「祭りの日」 兵後敏博(北杜市)

毎年8月12日に行われる奈良井宿の夏祭りですが、見物のために我が家の開き戸を外し、その目前を通過する祭り行列を待つそれぞれ人達の表情と仕草の違いがおもしろく画面構成も良かったです。

 特選

「黎明妖雲」 向山日出男(笛吹市)
朝霧高原近くの撮影と思われますが、オレンジ色に焼けた雲を生かすため大胆に山頂だけをアップにした事でよりダイナミックな作品になりました。周りの色調が暗いのでプリントは余黒より余白で仕上げたいです。

「竹林秋の装い」 小松喜久治(南アルプス市)
緑色の竹林と真っ赤に燃えるような紅葉とのカラーバランスは相性がとても良く、日本の秋の美しさをうまく表現できた作品に仕上がりました。光沢感の強いペーパー選びも作品にマッチしました。

 準特選

「山火事消火に向かう」 村上敏幸(大月市)

「床にも写る」 阪本章(甲州市)

「赤と緑のコントラスト」 頴原学(甲州市)

「あうん」 皆川明(韮崎市)

「出番を待つ」 沢登圭造(南アルプス市)

 入選

全日本写真連盟からのお知らせ

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2022/08/01
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